東門の一部

◎ 私立九州学院（創立時～昭和3年）

学院設立の稟請（申請）時は当時の規定に従い私立を付けねばならず、「私立九州学院｣として認可された。中学校としては宗教教育ができないので各種学校としての認可であった。

◎ 九州学院（昭和3年～昭和18年）

昭和３年１０月１５日に文部大臣に校名変更の申請をした。理由として、「本学院は元来九州学院と称せしも私立経営に属する為、当時の規定に従い私立の二字を冠せし儘今日に至りしものにして九州学院財団法人の寄付行為の条文も総て九州学院となり居るにより名称を一致せしむか為なり」と記載されている。

◎ 九州中学校（昭和18年～昭和21年）

昭和１８年１月２１日に改正された「中学校令」が４月１日より施行され。宗教教育・宗教行事が禁止され、各種学校は中学校に組織変更か閉校を選ばなければならず中学校となり、やむなく九州中学校と改称した。

◎ 九州学院中学校（昭和21年～昭和22年）

昭和２１年１２月１日の申請に際し、変更申請書の理由に「明治４３年設立し昭和１８年教育刷新実施のための中等学校令に依るべく九州学院を廃止し九州中学校を設立せしとはいえ其実３５年の歴史を有し九州学院の名の下に３５００名の卒業生を出し居り九州学院なる校名は是等卒業生の等しく親しみと誇りとを持ち設立当時の九州学院の名に復することを熱望して居り又九州中学校と名称替えし後今日に至るも尚世間に於いては九州学院と呼ぶ者多く、本校関係者の多くも「学院」の二字を復活せしむる様要望して居るので是等の要望を入れ「九州学院中学校」とすること一面全卒業生を同じ校名のもとに統合融和せしめることヽもなるので変更することに決した次第であります」（原文のまま）

西門横の校名碑

◎ 九州学院中学校 [新制]（昭和22年～現在）

昭和２２年４月１日、戦後の学校制度の改革により新制中学校が発足し、新たな九州学院中学校となる。

◎ 九州学院高等学校（昭和23年～現在）

新たに新学制による高等学校が決まり、昭和２３年４月１日設置認可され修業年限３ヶ年の全日制普通科として発足した。