「SDGsチャレンジdayプロジェクト」報告会を行いました
[2022-03-30]
3月30日(水)午後、1号館会議室において、今年度(10~3月)本校生徒有志18人が取り組んできた『まちなかで実際にお店を出してみる!SDGsチャレンジdayプロジェクト』の報告会が行われました。ゲストとして一般社団法人マチノミライ代表理事・松永哲典様、コーディネーターとして一般社団法人フミダス(濱本様・林様・竹村様)をお迎えし、本校からはプロジェクトに参加した生徒と関係職員9人が出席しました。
10月16日(土)に開催した「キックオフ・ミーティング」(参照:https://kyugaku.ed.jp/hs/news/2021/10/sdgsday.php)、10月31日(日)に開催した「公開セミナー」(参照:https://kyugaku.ed.jp/hs/news/2021/11/sdgsday-1.php)、12月19日(日)に開催した「SDGsチャレンジショップ(プレオープン)」(参照:https://kyugaku.ed.jp/hs/news/2021/12/sdgs-1.php)につきましては本校ニュース記事でおしらせしていますが、生徒たちはミーティングやフィールドワークなどを重ねてきました。本来は3月12日(土)に2回目(本番)の「SDGsチャレンジショップ」を開催する予定でしたが、熊本県内に発出されていたまん延防止等重点措置をうけて中止としました。本日は、約半年間の活動報告会として2チーム(石鹸づくりチーム・規格外野菜チーム)の代表者が発表(プレゼンテーション)を行いました。
「石鹸づくりチーム」の発表では、液体石鹸と比較して水の使用割合が低い固形石鹸づくりを通して、水の大切さやSDGsについて知ってもらう契機にしたいという活動の動機や、プレ出店に向けた取り組み、プレ出店を行っての成果や反省、正式出店に向けた改善点が紹介されました。特に、正式出店に向けて新たに取り組んだ廃油石鹸の紹介では製作の様子や完成品の披露も行われました。感想では、SDGsに関わる取り組みの難しさ(取り組みとの関連性、目標からの矛盾を生じさせないこと)や提供すること(料金をいただくこと)に対する責任、話し合いの重要性などが出されました。
「規格外野菜チーム(くだものカンパニー)」はSDGsに関するクイズも交えながら発表が行われ、消費者としての責任に加えて生産者としての責任も考えた取り組みを通して「つくる側とつかう側の橋渡し役」になりたいという思いで活動したことが語られました。こちらもプレ出店に向けた取り組み、プレ出店を行っての成果と反省、正式出店に向けた改善点が紹介されました。プレ出店で提供した規格外野菜のゴロゴロスープの反省点を踏まえて規格外果物を使ったジュースと飴へ商品を変更したこと、消費者ニーズの多様性を痛感したことなどに続いて、SDGsの取り組みを拡大するための気づきなどがまとめとして発表されました。
両チームの発表後には聴衆から感想発表があり、続いて小副川副院長およびゲスト・コーディネーターから感想とアドバイスがおくられました。その後、両チームの代表者に本プロジェクトの「修了証書」が授与されると、会場には大きな拍手が響いていました。終了後には全体記念撮影が行われ、共に努力を重ねてきた熱い思いを分かち合いました。
多くのご関係の皆さまに支えられて、今回のプロジェクトはひとまず終了となりました。厚く御礼申し上げます。SDGsや熊本市中心市街地の活性化はこれからも中長期的に継続して取り組む必要がある課題であります。今回の参加者が軸となってなかまづくりを進め、それぞれの高校生活また人生においてさらなる活動の充実が期待されます。本校としても今後もさまざまなかたちで支援・協力できればと願っています。
(撮影時のみマスクを外しています)