7月10日(水)午後、九州学院3号館ホールにおいて、パリで開催されます2024年夏季オリンピック(TM)の7人制ラグビーフットボール競技に日本代表選手として出場する石田大河選手（九州学院高等学校S68回(2016年卒業)･26歳）の壮行会を開催しました。会場の3号館ホールには高校3年生が集い、他学年の中高生徒は各教室で壮行会に参加しました。

　石田大河選手は阿蘇市出身。阿蘇中学校在籍時に、九学初の花園出場選手の父真也さん(S43回)、現在三菱重工相模原ダイナボアーズで活躍する兄の一貴選手(S66回)などの影響を受けてラグビーを始めました。九州学院高校ではラグビーフットボール部で大きく成長すると、進学先の日本体育大学では主将として活躍しました。大学を卒業した2020年にNTTコミュニケーションズシャイニングアークス(浦安D-Rocksの前身)に加入。2022年に7人制ラグビーの日本代表として海外遠征などで試合経験を積み、今回見事パリ五輪出場を決めました。

　盛大な拍手のなか登壇した石田選手。紹介と激励の挨拶の後、石田選手から九州学院の後輩である中高生にメッセージがおくられました。そのなかで石田選手は「皆さんに伝えたい言葉があります。それは『努力は必ず報われる』です。ここでいう努力とは自分で決めて進んで本気で取り組む努力を指します。また、報われるというのは試合の勝敗というような断片的なことではなく、人生におけるもっと大きなことで報われるという意味であり、結果にとらわれない、そこにいたるまでの過程を大切にしてください。そしてもう一つ、決して諦めないで努力してください。私も九州学院で、そしてラグビーを通して学んできたこと、成長したことをいかしてパリ五輪に臨みます」と熱い思いを語られました。

　生徒を代表して山本直輝･高校生徒会会長が激励の言葉を述べ、嶌村理彩･同副会長が花束贈呈を行って壮行会はお開きとなりました。石田選手が出場予定のパリ五輪7人制ラグビーフットボール競技は、現地時間で7月24日(水)～27日(土)に開催されます。大舞台での活躍を期す石田選手に皆さまのあたたかいご声援をお願いいたします。