創立記念講演会『神の祝福の言葉を受け取る』
[2024-01-18]
九州学院では1月19日を学院の創立記念日(1910年同日設立認可、開校は1911年)として定め、毎年この時期に創立記念講演会を行っています。本年は1月18日(木)、ルーテル学院大学学長の石居基夫先生より中高生・教職員に向けてご講演をたまわりました(オンライン中継で実施)。
石居先生はルーテルの教育の源流が九州学院にあるという歴史を紹介され、続いて「キリスト教的人間理解」について聖書の言葉を交えながら説明されました。人間は「共に助け合う存在として生きる」、「社会文化を創造して自然を守り、神の創造に寄与してすべての人と共に生きる社会を実現する」、「過去の出来事から未来に繋いでいくための今を生きる」、「何が大切なことかを考えて自己を律する」生き方を求められていることを、石居先生は強調されました。
石居先生はご講演のまとめで「ミッションスクールである九州学院で学ぶ皆さんは、神の祝福の言葉を受け取り、何が大切か考えて神の思いを知ってください。そして、新しい社会・未来を拓くために皆さん自身の言葉を紡いでいくことを大事にしてください」と優しく語りかけました。未来に向けて言葉を紡ぐことの大切さを学ぶことができました、創立114年目を迎える九州学院の記念講演会として時宜に適った内容の石居先生のお話に、各教室の聴衆一同は真剣な表情で傾聴していました。