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九州学院110周年 記念植樹・芳名板披露式を挙行

[2023-04-21]

 4月21日(金)15時より、九州学院1号館・3号館・4号館に面する中庭において「九州学院110周年記念植樹・芳名板設置式」が礼拝として、教職員・同窓会など学院関係各位が列席するなか厳かに執り行われました。1911年4月に開校した九州学院は2021年に110周年の節目を迎えることができました。しかし、そこに到るまでの間、学院関係者が110周年に向けてさまざまな記念事業を構想し始めた2016年4月に熊本地震が発災しました。

【(引用)110周年記念誌『「朽ちない冠」を目指して~九州学院「第2世紀の歩み」~』より】

 2016年4月、新年度が始まったばかりの14日と16日の二度にわたって震度7の熊本地震が発生し、学院は校舎の半分が大きなダメージを受けた。2015年度に耐震工事を行っていた1号館こそ大きな被害はなかったものの(ただし、いくつかの補修を必要とした)、耐震改築予定であった2号館と中学校校舎であった4号館は立ち入りが不可能なほどの被害を受け、理科棟と3号館ホールは天井や付帯設備が崩落するなどの被害が出た。学院のシンボルであるチャペルも屋根が湾曲し、壁に亀裂が入るなどの被害となった。学院(中高)は5月9日まで休校とした。しかし、学院は緊急避難所として地域に開放し、余震が続く中での地域からの避難者への配慮も行った。休校措置中ではあったが、4月26日に安否確認と連絡のために全校生徒をグラウンドに集め礼拝を行い、全校集会を行った。
 学校再開までに、使用不能となった中学校のための仮設校舎や使用可能な教室の準備などが進められ、被害が大きかった2号館(理科棟を除く)と4号館は改築、その他の修復箇所の修復が決定され、2号館は9月21日、4号館は2017年3月22日にそれぞれ起工式を行い、2号館が2017年6月6日、4号館が2018年4月6日に竣工された。
 被災した学院のために国内外から多くの支援が行われ、それらの支援のうちに学院の再建が行われたことには感謝に堪えない。特に、国内外のルーテル諸教会、特に学院の設立に甚大な協力をされた米国サウス・キャロライナ・シノッドと日本福音ルーテル教会、キリスト教学校教育同盟の諸学校、交流校や姉妹校となっている韓国の文泰学園やオーストラリアのインマヌエル・カレッジ、同窓生や旧職員の方々から多くの支援と援助が行われた。早急な復興への歩みができたのはそれらの支援の賜物であった。しかし、2号館や4号館の改築のために大きな負債とその返済を必要とすることとなった。
 この返済のために「九州学院創立110周年 震災復興特別募金」が始まり、そのプロジェクトのひとつとしての同窓会、育友会、全生徒・教職員によるイベントが2021年度までに毎年開催されることになった。(引用終わり)

 

 上記の特別募金はたいへん多くの方々にご尽力・ご協力をいただきました。この日の式典は、学院110周年記念事業の一環としての植樹ならびに特別募金にご協力いただきました皆さまをおぼえて感謝する記念としての芳名板設置を行うためのものであります。今回の式典もこれまでと同様に礼拝として執り行い、司式を日笠山吉之チャプレンが担当しました。式次第は以下のとおりです。

 前 奏

 讃美歌 312番「慈しみ深き」

 導入詞

 祈 り

 交 読 旧約聖書 詩編100篇

 聖 書 新約聖書 コリントの信徒への手紙1 9章25節

     新約聖書 ルカによる福音書 12章27~28節

 説 教 「朽ちない冠を目指して」(小副川幸孝・九州学院院長)

 聖 別 記念植樹(ハナミズキ)銘板打ち込み、芳名板披露、聖別の祈り

 主の祈り

 讃美歌 頌栄542番「世をこぞりて」

 祝 福

 後 奏

 挨拶と感謝 長岡立一郎・九州学院前理事長

 

 記念樹は1号館生徒昇降口付近、芳名板は4号館(中学校舎)にそれぞれございます。学院にお立ち寄りの際にはぜひご覧ください。なお、生徒・教職員以外の皆さまはたいへん恐れ入りますが、ご来校の際には必ず受付にて入構手続きをされてからご覧いただきますよう安全管理へのご協力・ご理解をお願い申し上げます。

 

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