JICA海外協力隊出前授業が行われました
[2023-03-02]
【進路指導部報告】
2月27日(月)、放課後の時間にJICA海外協力隊の出前授業を行いました。今回は、アフリカのザンビアでコミュニティ開発隊員として活動された山田芽さんをお招きし、現地での生活や稲作の普及活動の様子を写真を交えてお話いただきました。世界的なコロナ感染症の拡大にともない、任期途中での派遣中止を余儀なくされましたが、帰国後は熊本県立大学大学院でザンビアの経験をもとに、地域資源を生かした地域創生について研究をされており、協力隊終了後の話を聞けたことも貴重な時間となりました。
質疑応答の時間では、生徒から「ザンビアでの生活で不便だった点」についての質問がありましたが、「不便ささえも楽しんでいた。」との回答に、物事を前向きに捉える大切さに気付かされました。山田さんは「もっと色々なことを勉強しておけば、ザンビアで有意義な活動ができたかもしれない」との後悔をもとに、生徒たちに「いつどんな勉強が役に立つか分からないから、前向きに色々なことを学んでおいてほしい」とのメッセージを送っていただきました。
2022年度のキャリア教育も、この出前授業で最後となりました。本年度は延べ637名の生徒が、出前授業や校内外のワークショップ、プロジェクト等に参加してくれました。中学生の参加も年々増えております。2023年度も引き続き、様々な学びを通して「役に立つ善人」を目指してほしいと願っています。(進路指導部長)