『スクールミュージアム』~浜田知明とM.シャガール~
[2022-11-21]
11月21日(月)、2022年度芸術鑑賞を校内で実施しました。今回は熊本県立美術館が主催する『スクールミュージアム』実施校に本校が選定されたことをうけて、美術作品の鑑賞と学芸員による解説から学ぶ機会をもちました。この日、九州学院3号館ホールには、御船町出身の版画家・彫刻家である浜田知明(1917-2018)、白ロシア(現ベラルーシ)出身のユダヤ系フランス人画家であるマルク・シャガール(1887-1985)の版画作品が展示されました。
クラスごとに指定された時間で3号館ホールに入った生徒たちは、鑑賞のルール(本物の芸術作品につき重要な注意事項がいくつかあり、事前に指導しました)を順守して作品を鑑賞しました。本記事を執筆しています広報担当者は学生時代に語学研修でフランスに滞在していた際、オランジュリー美術館(パリ)で巨大な『睡蓮』(クロード・モネ作)の連作に、国立マルク・シャガール聖書のメッセージ美術館(ニース)で色鮮やかなモザイク画に、それぞれ圧倒されてしばらくその場から動けなくなった思い出があります。今まさに多感な成長期にある生徒たちは、今回の「本物を知る」機会を通して、所期の目的である「芸術文化に親しむ心を育てる」「想像力と創造力を培う」「豊かな心を育み、感性を磨く」が達成できたと思います。
7時限には学芸員の方に2人の芸術家また作品についての解説を行っていただき、各教室でお話をうかがいました。この度たいへん多くのご協力をいただきました、熊本県立美術館をはじめとするすべてのご関係の皆さまに厚く御礼申し上げます。