高校のおしらせ

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島津さん(2年)が高校生平和大使としてノルウェー派遣へ

[2024-11-18]

 11月18日(月)、広島市役所において4人の高校生平和大使が記者会見を行い、12月に行われるノーベル平和賞授賞式に合わせてノルウェーに派遣されることが発表されました。本年のノーベル平和賞には被爆者の立場から核兵器の廃絶を訴えてきた日本被団協=日本原水爆被害者団体協議会が選ばれ、来月10日にノルウェーの首都オスロで授賞式が行われることが決定しており、これを承けて高校生平和大使の派遣元である高校生1万人署名活動実行委員会・高校生平和大使派遣委員会(事務局=長崎市)が4人の高校生平和大使のノルウェー派遣を決定したものであります。

 今回ノルウェーに派遣される4人は原子爆弾による被爆地の長崎から2人、同じく広島から1人、そして被爆地以外の全国選出枠として熊本県から1人が選出されましたが、その1人が本校2年生の島津陽奈(しまづ・はるな)さんであります。島津さんは熊本県の高校生平和大使長崎派遣メンバーの一人として8月に長崎を訪れ、同9日(長崎原爆の日)には爆心地公園で高校生のなかまたちとともに上空に向けて祈りを捧げるなど、各種行事に参加しました。また、熊本県内では依頼があった小学校や中学校で平和についての講演や授業を行うとともに、核兵器廃絶を求める街頭署名活動(高校生1万人署名活動)にも精力的に取り組んでいます。先日(11月1日)に行われた九学祭の校内発表でも他のメンバーと一緒に発表を行いました。

 過日、ノルウェーに高校生平和大使日本代表団として派遣されることの通達を受けた際、島津さんはたいへん驚いたそうです。それと同時に、今回の派遣に伴うさまざまな活動を通して核兵器廃絶への機運がさらに高まるよう頑張りたいとの決意が強くなった島津さん。高校生平和大使や高校生1万人署名活動のスローガンは「ビリョクだけどムリョクじゃない」。島津さんたち高校生平和大使ノルウェー派遣の一行は12月7日に日本を発ち、授賞式に(会場外=オンライン中継)立ち会ったり現地の高校生と対話したりするなど、多くの活動の場に臨みます。派遣団の旅路の安全と健康が守られ、その働きが祝されて有意義なものとなりますようにお祈りしています。