高校野球選手権熊本大会 劇的勝利で決勝進出!
[2023-07-22]
7月22日(土)、リブワーク藤崎台球場において「第105回全国高等学校野球選手権熊本大会」準決勝2試合が行われ、本校野球部は文徳高校(第1シード)に9回裏4対3の劇的なサヨナラ勝利で決勝に進出しました。なお、決勝戦は24日(月)、リブワーク藤崎台球場で午前10時開始予定で、東海大星翔高校(第3シード)と対戦します。2年連続の夏の甲子園出場をかけた大一番に臨みます九学ナインに、引き続き皆さまのあたたかいご声援・ご支援をお願いいたします。
この試合の先発は3回戦(ルーテル学院戦)で9回完封勝利を飾った西嶋投手。強打者が居並ぶ文徳打線に計10本の被安打を許しますが、落ち着いた投球で大崩れせずに2回表の2失点(適時打とスクイズ)と5回表の1失点(本塁打)の計3失点で前半5回をしのぎます。一方の九学打線は前半5回までの毎イニングで走者を出すも、得点は2回裏の7番・小牧選手の適時2塁打による1点止まり。文徳先発のエース・森平投手の前に要所で抑えられます。6回表、エースナンバーをつけた直江投手がマウンドに上がります。6回にシングルヒットを1本許しましたが、それ以外は9回まで被安打・四死球なしの完璧な投球で球場そしてチームのムードを高めます。直江投手の投球は九学打線にも好影響を及ぼし、6回裏に3番・瀬井選手が3塁打、続く4番・渡辺選手が適時2塁打で1点差とすると、8回裏には1アウト満塁の絶好機に登場した代打・山口選手が見事に一塁線へのスクイズを決めてついに同点とします。劣勢から同点に追いついたとき、3塁側スタンドは大きな歓声が沸き上がりました。そして9回裏、この回から登板した福山投手を攻め立てて1アウト満塁とすると、5番・村上選手が二塁手の横を破るサヨナラ適時打で激闘に決着をつけました。
今大会はノーシードではありますが、ついに決勝まで進んだ九州学院ナイン。夏の甲子園という大舞台への出場権をかけて強豪・東海大星翔高校と対戦します。選手もチームスタッフもスタンドの応援団も最後まで全力で戦い抜きます。皆さまのさらなるご声援をよろしくお願い申し上げます。
《硬式野球》〔第105回全国高等学校野球選手権熊本大会〕
※準決勝(22日)[於・リブワーク藤崎台球場]
文徳 020 010 000=3
九州学院 010 001 011x=4
(試合時間=2時間19分)
【試合展開概略(記録は記者が現地でとったものであり、公式記録とは異なる場合あり)】敬称略
○先発投手:西嶋(九学)、森平(文徳)
1回表(文徳):二ライナー、右2塁打(2塁)、左フライ(2塁走者→3塁)、遊ゴロ
1回裏(九学):中前安打(1塁)、遊ゴロ(2塁)、左ファールフライ(2塁)、三振
2回表(文徳):右ファールフライ、三遊間安打(1塁)、右前安打(1・2塁)、(暴投→2・3塁)、
中前適時打(九学0-1文徳)(1・3塁)、スクイズ成功(九学0-2文徳)(2塁)、
右前安打(1・3塁)、遊ゴロ
2回裏(九学):二ゴロ、右前安打(1塁)、7番・小牧・左線適時2塁打(九学1-2文徳)(2塁)、
中フライ(2塁)、投ゴロ
3回表(文徳):三ゴロ、三振、左前安打(1塁)、二フライ
3回裏(九学):中前安打(1塁)、左フライ、遊ゴロ併殺打
4回表(文徳):三遊間安打(1塁)、一ゴロ(1塁)、三振(1塁)、遊ライナー
4回裏(九学):中フライ、右中間2塁打(2塁)、三振(2塁)、二フライ
5回表(文徳):右フライ、遊ゴロ、左ホームラン(九学1-3文徳)、三遊間安打(1塁)、
右中間安打(1・3塁)、二ゴロ
5回裏(九学):(代打:西嶋→清田)三振、投ゴロ、中前安打(1塁)、中フライ
6回表(文徳):(清田→投手・直江)、三振、三ゴロ、中前安打(1塁)、中フライ
6回裏(九学):右線3塁打(3塁)、4番・渡辺・右線適時2塁打(九学2-3文徳)(2塁)、
右フライ(2塁)、左フライ(2塁)、二ゴロ
7回表(文徳):三振、左フライ(フェンス際)、遊ゴロ
7回裏(九学):三ゴロ、右前安打(1塁)、左フライ(1塁)、中フライ
8回表(文徳):三フライ、二ゴロ、一ゴロ
8回裏(九学):三フライ、一二間安打(1塁)、左前安打(1・2塁)、左前安打(満塁)、
(代打:小牧→山口)スクイズ成功(九学3-3文徳)(2・3塁)、死球(満塁)、左フライ
9回表(文徳):遊ゴロ、中フライ、遊ゴロ
9回裏(九学):(継投:森平→福山(喬))、遊フライ、四球(1塁)、二野選(1・2塁)、四球(満塁)、
5番・村上・二塁手の右横を抜くサヨナラ適時打(九学4x-3文徳)