【進路指導部報告】

　11月7日(月)放課後、同志社大学理工学部情報システムデザイン学科より大久保雅史先生、九州ルーテル学院大学人文学部心理臨床学科より岩永靖先生をお招きし、コミュニケーションおよび精神保健福祉士についての出前授業を実施しました。

　中高合わせて約20名の生徒が参加した理工学部の講義では、「うなずき」という非言語コミュニケーションの効果と、それをオンラインまたはロボット、アバター等にどう活かしていくかについて学びました。講義の内容は、心理学や哲学などと非常に親和性が高く、手段としての工学の前に、人間とはどのような生き物でどんな問題を抱えているのかを問う必要があると考えさせられました。

　精神保健福祉士に関する講義では、その誕生の背景と現代における役割について学びました。一人ひとりの問題を解決していくことが他の人の問題解決にもつながるという、ソーシャルワークの必要性に改めて気付くことが出来ました。

　2学期はキャリア教育月間として8講座を実施し、中高生合わせて延べ226名の生徒の皆さんの参加がありました。3学期にも出前講座の開催を企画しています。目標を見つける、あるいは目標についてさらなる理解を深めるという目的でキャリア講座を実施しておりますが、シンプルに新たな学びは楽しいものです。新たな知識との出会いは世界を広げます。引き続き、たくさんの生徒に参加していただき、素晴らしき知の世界を旅してもらえればと思います。（進路指導部長）