高校のおしらせ

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甲子園九学初戦快勝!ご尽力・ご声援に感謝いたします(13日17時更新)

[2022-08-13]

 8月13日(土)、阪神甲子園球場において「第104回全国高等学校野球選手権大会」第8日が開催され、本校野球部は帝京第五高校(愛媛)との試合(2回戦)に14対4で勝利しました。一塁側アルプスタンドには生徒・保護者・卒業生・教職員をはじめとする約2000人の九州学院応援団が駆けつけ、また、九州学院3号館ホールではパブリックビューイングが行われ、選手たちを試合の最初から最後まで精一杯の応援を続けました(今大会は声を出しての応援は禁止されていますので吹奏楽演奏と拍手等が中心となります)。

 試合は1回表、マウンドには九州学院のエース、直江投手が上がります。先頭打者をフォアボール、2番打者の送りバントで1死2塁のピンチを迎えると、ここで帝京第五の3番・岩来選手に右中間へのタイムリーツーベースヒットを打たれて先制点を許してしまいます。しかし、後続を連続ショートゴロに打ち取り、追加点は許しません。

 1回裏、九州学院もすぐに反撃します。1番・大城戸選手がレフト前ヒットと盗塁、2番・馬場選手がピッチャーへの内野安打で無死1・3塁のチャンスをつくると、ここで3番・園村選手がライト前に落とすタイムリーヒットを放ちすぐに同点とします。続く4番・村上(慶)選手がエラーで出塁して無死満塁のビッグチャンスに、5番・松下選手がきっちりライトへの犠牲フライを放ち、逆転に成功します。6番・後藤選手は空振り三振に倒れましたが、7番・渡辺選手がライト線へのタイムリーツーベースヒットを放ち1点を追加。さらに8番・直江選手がレフト前タイムリーヒットで続いてさらに2点を追加します。初回から打者一巡の猛攻で5対1と4点のリードを奪います。

 逆転した直後の守り(2回表)を無失点で抑えたい直江投手でしたが、実戦から遠ざかっていたことや、初めてかつ酷暑の甲子園のマウンドに苦労したことが影響したのか、強打を誇る帝京第五打線に3安打を集中されて1失点。続く3回表も2死満塁から連続押し出しフォアボールを与えて、九州学院のリードは僅か1点と差を縮められます。

 しかし3回裏、6番・後藤選手がライトオーバースリーベースヒットで重苦しいムードを打ち破る一打を放つと、7番・渡辺選手がセンターへの犠牲フライで1点を追加し、相手に流れを渡しません。続く4回裏、1死から1番・大城戸選手が右中間へのスリーベースヒットを放つと、2番・馬場選手の当たりが相手内野手のエラーとなり1点を追加。さらにその後2死1・3塁から松下選手がライト前タイムリーヒットを放ってさらに1点を追加。リードを再び4点に広げます。

 直江投手は5回以降も帝京第五打線にヒットは許すものの、味方打線の援護もあって立ち直り、追加点は許さない落ち着いた投球を披露しました(7回121球)。一方の九州学院打線はさらに攻撃を続け、6回裏には4番・村上選手のライト線へのスリーベースヒットを皮切りに、5番・松下選手のタイムリーツーベースヒットや8番・直江選手のレフト前タイムリーヒットなどでさらに4点追加に成功。続く7回裏にも、1死2・3塁のチャンスに7番・渡辺選手が前進守備の二遊間を破るタイムリーヒットで2点を追加。ついにリードを10点とします。この試合では九州学院の攻撃で何度もチャンステーマ曲や得点時の曲が吹奏楽部によって演奏され、一塁側アルプススタンドはたいへん大きな盛りあがりをみせていました。

 8回表からは桑原投手が登板。走者こそ許しましたが8回、9回ともにダブルプレーで切り抜けると、9回2死の場面で西嶋投手にスイッチします。西嶋投手は最後の打者をライトフライに打ち取ってゲームセット。試合終了の整列と挨拶後、選手権大会では12年ぶりに九州学院の校歌が甲子園球場に流れました。(注:試合記録は本記事執筆者が現地でとったものであり、公式記録とは異なる場合がございます)

 今大会は、開会前に本校を含む4校が新型コロナウイルスの集団感染と判定されたことが2日(火)に日本高等学校野球連盟より発表され、3日(水)の組合せ抽選会ならびに6日(土)の開会式を欠席いたしました。このことにつきましては皆さまにたいへんご心配をおかけしました。既に報道および本校ウェブサイトでご承知のように、大会主催者様・ご関係の皆さまのご配慮により最も遅い日程での試合となるよう、さらに一部日程の組み替えまで行っていただきまして、本日の試合に出場することができました。選手・指導者をはじめチーム・学校関係者一同、あらためて心より厚く御礼申し上げます。また、第1試合とともにこの第2試合におきましても現地ならびに各地から、たいへん多くの皆さまに選手たちへの激励の拍手を送っていただきましたことも感謝申し上げます。勝敗・結果に関係なく、甲子園という夢の舞台で試合をさせていただいた感謝の強い思いをもって選手たちは最後までがんばりました。その姿を通して選手・関係者の思いを皆さまにお伝えすることができたのでありましたら嬉しく存じます。

 日程が予定通りに進行した場合、次戦(3回戦)は大会第11日(16日(火))の第2試合(10時30分開始予定)で、國學院栃木高校と対戦します。引き続き皆さまのあたたかいご声援をお願いいたします。

 

 帝京第五 112 000 000=4

 九州学院 501 204 20x=14

 

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