甲子園 九学12年ぶりの準々決勝進出!
[2022-08-16]
8月16日(火)、阪神甲子園球場において「第104回全国高等学校野球選手権大会」第11日が開催され、本校野球部は國學院栃木高校との試合(3回戦)に4対0で勝利して12年ぶりとなる準々決勝進出をはたしました。一塁側アルプスタンドには生徒・保護者・卒業生・教職員をはじめとする九州学院応援団が駆けつけ、また、九州学院3号館ホールではパブリックビューイングが行われ、選手たちを試合の最初から最後まで精一杯の応援を続けました(今大会は声を出しての応援は禁止されていますので吹奏楽演奏と拍手等が中心となります)。
試合は1回表、マウンドには2年生エースの直江投手が上がります。先頭打者にセンター前ヒットで出塁を許しましたが、その後はファーストゴロ、レフトフライ、ショートゴロと打ち取って先制点は許しません。するとその裏、2死2塁から4番・村上(慶)選手がセンター前タイムリーヒットを放って見事先制に成功します。しかし、2回以降は戦前の予想通り継投策をとった國學院栃木投手陣の前に、2・3回は三者凡退、4~6回は得点圏に走者を進めるものの、あと1本が出ずに無得点のイニングが続きます。
一方の直江投手ですが、この日は低めへの制球と緩急をつけた見事な投球を披露。3回表に与えたフォアボールがこの試合唯一の四死球でした。守備は3つのエラーを記録しましたが、全体を通して固い守りをみせ、直江投手も低めへの投球で内野ゴロでこの試合17個ものアウト(併殺を含む)を奪います。また、奪三振も7回表の3連続(6回表2死から数えると4連続)を含む7つあり、終始安定した投球でした。
力投を続ける直江投手を援護したい打撃陣が終盤にようやく繋がります。7回裏、2死走者なしから1番・大城戸選手が1塁線を鋭く破るツーベースヒットで出塁すると、2番・馬場選手がライト前にタイムリーヒットを放ち、ついにリードを広げることに成功します。8回裏には村上選手がフォアボールで出塁すると、5番・松下選手のレフトへのタイムリースリーベースヒットと6番・後藤選手のセンター前タイムリーヒットの連打で4点差とリードをさらに広げます。
この点差でさらに気持ちが入った直江投手。最終回も先頭打者にヒットを打たれましたが、次打者を4-6-3のダブルプレーに打ち取ると、最後の打者もセカンドゴロでゲームセット。9回114球、被安打4、与四死球1という見事な投球で強豪國學院栃木高校に完封勝利しました。(注:試合記録は本記事執筆者が現地でとったものであり、公式記録とは異なる場合があります)
日程が予定通りに進行した場合、次戦(準々決勝)は明後日18日(木)の第4試合(15時30分開始予定)、対戦相手は聖光学院高校(福島代表)と決まりました。引き続き皆さまのあたたかいご声援をお願いいたします。
國學院栃木 000 000 000=0
九州学院 100 000 12x=4