高校のおしらせ

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高校野球選手権決勝進出!26日に甲子園出場をかけた頂上決戦

[2022-07-24]

 7月24日(日)、本校硬式野球部はリブワーク藤崎台球場において行われた「第104回全国高等学校野球選手権熊本大会」準決勝第1試合で東海大星翔高校と対戦し、4対3で勝利して決勝戦に進出しました。

 九州学院の先発は今大会初登板となる藏原投手。初回、2死からフォアボールで歩かせましたが次打者を空振り三振にきってとり、無失点で初回を抑えます。2回表も連続ヒットと送りバントで1死2・3塁のピンチを迎えますが、ここもセカンドライナーと空振り三振で切り抜けます。しかし、3回表、1死満塁から押し出しフォアボールで1点を失い、先制点を与えてしまいます。なおも1死満塁からレフト前タイムリーヒットを打たれて3塁走者が生還して2失点目。2塁走者も本塁生還を狙いますが、ここは左翼手の後藤選手が好返球のバックホーム。渡辺捕手のタッチがギリギリで間に合い2塁走者の生還を阻止します。

 守備から流れを掴もうとする九州学院ですが、3回裏2死まで東海大星翔高校先発・玉木投手の前に完璧に抑えられてしまいます。しかし、2死走者なしから9番・瀬井選手がライトスタンドへ飛び込むソロホームランを放ち、1点を返します。1塁側スタンドの生徒・保護者・教職員をはじめとする大応援団は大いに盛り上がりました。4回表、藏原投手が先頭打者をフォアボールで歩かせたところで桑原投手がマウンドに上がります。送りバントとショートゴロの間の進塁で2死3塁とされると、次打者にレフト線へのタイムリーツーベースヒットを打たれて3点目を失います。しかし、桑原投手はこれ以降、毎回出塁は許すものの追加点は許さずに6回表終了まで粘りの投球を続けます。

 5回裏終了時点で安打が瀬井選手の本塁打のみに抑えられた九州学院打線でしたが、6回裏にようやく反撃のチャンスを迎えます。先頭打者の8番・桑原選手がフォアボールで出塁すると9番・瀬井選手が送りバントを成功させて1死2塁。1番・大城戸選手がフォアボール、2番・馬場選手がライト前ヒットで繋いで、1死満塁とすると、ここで3番・園村選手が粘って押し出しフォアボールを得て1点差に詰め寄ります。ここで4番・村上選手のセンター前への打球は相手中堅手の好守備で惜しくもアウトとなります。しかし、なおも2死満塁のチャンスに5番・松下選手がセンター前タイムリーヒットを放ち、まず3塁走者・大城戸選手が生還して同点。さらに2塁走者の馬場選手も3塁を果敢に蹴って本塁めざして突っ込みます。センターからの返球もよく、生還できるか微妙なタイミングでしたが、馬場選手が捕手のタッチをかいくぐって見事ホームイン成功。球審の両手が広がる(セーフのコール)と、一気の逆転劇に1塁側を中心にスタンドは今日一番の盛り上がりとなりました。

 7回表、フォアボールとエラーで無死1・2塁とされたところで、準々決勝まで完投していた2年生エース・直江投手への継投を選択した九州学院ベンチ。一打同点のピンチでの登板となった直江投手でしたが、後続を空振り三振、センターフライ、ショートゴロと見事に抑えて、反撃を許しません。続く8回表もデッドボールで出した走者の盗塁で2死2塁とされますが、ここもサードゴロで切り抜けます。

 直江投手を援護したい九州学院打線でしたが、8回裏のチャンスを得点に繋げることはできずに最終回の守りを迎えます。先頭打者をサードファウルライナー、次打者をセカンドゴロで2アウトとした直江投手。しかし、東海大星翔高校もここからサードへの内野安打とライト前ヒットで粘りを見せて2死1・2塁となります。スタジアムは緊張感でみなぎりましたが、直江投手は最後の打者をセンターフライにうちとってゲームセットとしました。(注:試合記録は本記事執筆者が現地でとったものであり、公式記録と異なる場合があります)

 被安打11ながら3失点でしのいだ投手陣、4安打ながら4得点につなげることができた打線が見事にかみあって、苦しい試合を勝利することができました。全国選手権大会出場をかけた決勝戦は7月26日(火)、リブワーク藤崎台球場において10時試合開始の予定です。第97回大会(2015年)以来となる9回目の夏の甲子園出場をめざして、選手・チームスタッフはじめ関係者全員の思いと力を重ねて秀岳館高校との頂上決戦に臨みます。最後まで皆さまのあたたかいご声援をお願いいたします。

 

 東海大星翔 002 100 000=3

 九州学院  001 003 00x=4

 

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