高校のおしらせ

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済々黌ベスト8ならず 九学ナインから友情のアドバイス

[2012-08-18]

第94回全国高校野球選手権大会に県代表としている出場している済々黌は、春のセンバツの覇者大阪桐蔭に2対6で惜敗しました。

黄色一色に染まったスタンドの大応援団はもとより、熊本県民が挙って済々黌を応援しましたが、今大会の優勝候補の大阪桐蔭のホームラン攻勢の前についに力尽きました。しかしながら、王者相手に果敢に戦った済々黌ナインは実によく頑張りました。ほんとうにお疲れ様でした。

 

九州学院もこの春に大阪桐蔭と対戦し、先制点を奪いながらも3対5で惜敗をしており、済々黌のリベンジをしてもらうことを期待していましたが残念でした。

 

この試合、エースの藤波選手は投げませんでしたが、春に対戦した九州学院のナインが「藤波攻法」を電話やメールでアドバイスしていました。

 九州学院野球部の岡山士朗選手と済々黌の西の口貴大主将は託麻中の同級生で、当時は岡山選手が主将で西口主将が副主将でした。高校進学後もライバルとして連絡を取り合い、互いに良き友人でライバルだということです。大阪桐蔭戦が決まった後に「速球だがびびってはダメ、いつも通りにどっしりといけ」などのメールを岡山選手が送りました。また、九州学院の浅川椋捕手は済々黌の松永薫平選手とは幼なじみであり、甲子園で大阪桐蔭と対戦した時の経験などを細目に知らせたとのことです。

 

試合の裏のこのような友情のエピソードは、知る者の気持ちをさわやかにしてくれます。

甲子園での戦いもいよいよ終盤に入りますが、勝利の女神はどの学校に微笑みかけるか。こうなれば大阪桐蔭の優勝を望む県民も多いのでしょうか。