プロ競輪・嘉永泰斗選手(S68回)G1「寛仁親王牌」初優勝!
[2025-10-28]
九学OBのプロ競輪の嘉永泰斗選手(S68回・2016年卒)が、10月26日、前橋(群馬)で開かれたG1「寛仁親王牌」で見事初
優勝を果たしました。これにより、12月30日に平塚(神奈川)で行われる競輪界の最高峰のKEIRINグランプリ(GP)への出場権も獲得しました。デビュー8年目での初挑戦のG1決勝でVゴールした嘉永選手は、右腕を突き上げて喜びを表しました。 「うれしい、調子を落として苦しい時期もあったのでまだ信じられない。チャンスをものにできてほんとに良かった」と感慨深げに振り返りました。 九州勢のG1タイトル獲得は、熊本の先輩・中川誠一郎選手が19年6月の「高松宮記念杯」を制して以来の快挙です。次に行われる11月19~24日の小倉(福岡)でのG1「競輪祭」、そして、暮れのGPでの活躍が大いに期待されます。
◇嘉永泰斗(かなが・たいと)1998年(平10)3月23日生まれ、熊本県玉名市出身。九州学院高で自転車競技を始め、競輪学校(現養成所)113期生として18年7月に武雄でデビュー(予選1、準決1、決勝5)。今回がG2も含めビッグレース初優勝。通算523戦202勝。通算獲得賞金は2億5611万1674円。175センチ、81キロ。血液型O。
*競輪のG1とは、競輪界で最も格式の高いレース群のことで、「特別競輪」とも呼ばれます。年間には「「寛仁親王牌」の他「日本選手権競輪」や「オールスター競輪」など6つのG1レースが開催されます。優勝者は最高峰レースである年末KEIRINグランプリ(GP)の出場権をも与えられるという、トップクラスのS級選手だけが出場できるビッグレースです。このG1レースで優勝することは、競輪選手にとって最高の栄誉の一つとされています。