同窓会のおしらせ

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キャンパスに遺された「詔書渙発十周年記念」の石碑の意味とは?

[2023-02-14]

九州学院の敬愛寮の前にそそり立つ見事な大楠樹の近くに「詔書渙発十周年記念」と書かれた旧い石碑が遺されています。今から丁度百年前の1923年(大正12年)、国民に対し天皇陛下から教育勅語、戊申詔書に沿って国民精神の振興を呼びかけられる「国民精神作興詔書」というものが発布されました。                 そして、その十年後の1933年(昭和8年)に、「あの詔書を思い起こしてみんなお国のために頑張ろう」という意味で「聖恩旗」を掲げることになったという事実があります。その時の記念の石碑が、当時立てられた旗のポール(根元だけ)と共に今遺されています。その頃から日本では軍靴の音が次第と高くなり、ついにあの太平洋戦争へと突き進んで行ったのです。                                          このような戦前の遺物は若い人たちに平和のありがたさを学ぶのに大切な役割を果たします。二度と戦争の無い平和な日本を守るための大切なモニュメントとしての石碑を大事にして後世に伝えて行くことが望まれます。

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