葉祥明氏(S17回)画業50周年記念詩画集を出版
[2022-11-14]
九学OBの絵本作家・葉祥明氏(S17回・1965年卒)は、来年迎える画業50年の記念に詩画集「しあわせの小径」を先ごろ出版しました。
また、葉氏の足跡を紹介する書籍「幸せへの道案内人 葉祥明の世界」(でくのぼう出版)が、横浜市の上田敦子さんらによってまとめられ、葉氏が監修して出版されました。上田さんは、悲しい事故で息子を亡くし、葉氏の作品に癒やされ勇気付けられた女性で、自らが救われた体験から「苦境にあっても、生きる喜びを絵本から感じてほしい」と願っています。
葉氏は「見た人安らげる絵を描くことが私のミッション。幸せへの道案内人の役目を、今後も追及していきたい」話しています。1973年に絵本「ぼくのべんちにしろいとり」でデビュー。90年に「風とひょう」でボローニャ国際児童図書展グラフィック賞受賞。優しい色彩で青空や草原を描き、平和な世界や生命の大切さなどをテーマに創作を続けている。鎌倉市に葉祥明美術館、郷里熊本に葉祥明阿蘇高原絵本美術館がある。