同窓会のおしらせ

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お父様の母校九州学院を訪ね 兵庫県から来熊

[2021-10-17]

   10月13日の午後、兵庫県明石市から奥井さんが九州学院同窓会事務室に来られました。亡きお父様は詫(つげ)又男(旧制15回)さんで、1930年(昭和5年)に九州学院を卒業され五高から京大に進まれて朝日新聞に勤務されてたそうです。

 お父様は九州学院がいかに自分の人生に大きな影響を及ぼしたかということを常々語り、学院の思い出などを手記に残しておられたとのことです。その手記には担任が後に第三代院長となる川瀬先生でとてもよくして頂いたこと、初代院長遠山先生が朝の礼拝でお話をされたことや学び舎での先生方・学友たちとの楽しい思い出の数々が綴られているそうです。

 奥井さんはこの程そのお父様の生涯を一冊の本にまとめることにし、そのためにも故人が愛し続けた九州学院を是非一度見てみたいということから今回のご訪問となりました。   

 同窓会事務室で資料などを見られた後に、ブラウン・メモリアル・チャペルを見学。同チャペルはお父様が卒業される数年前の1925年に建築家ウィリアム・メレル・ヴォーリズの設計で建てられたもので現在は文化庁の登録有形文化財に指定されている荘厳な素晴らしいものす。その昔、お父様もそこで毎朝の礼拝の中で賛美歌を斉唱し聖書を開きお祈りをされていたことでしょう。最後に「九州学院歴史資料・情報センター」で貴重な展示品を見学して学院を後にしました。 

 今は亡きお父様も息子さんが母校を訪問されたことをきっと天国で喜んでおられることでしょう。九州学院の素晴らしい歴史と伝統を再認識するとても有意義な、ある午後の素晴らしい出来事でした。

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