東京五輪のメダリストを育てた二人の九学同窓生
[2021-08-05]
2020東京オリンピックは終盤を迎え、日本のメダルラッシュが続いています。山下泰裕JOC会長(S28回名誉卒業生)や野球の村上宗隆選手(S70回卒)の九学同窓生の活躍は周知のところですが、実は、その他に男子柔道の金メダル、女子ボクシングの銅メダルを獲得した選手たちを育てた二人の九州学院卒業の指導者がいるのです。
一人は柔道男子100キロ級の金メダリスト、ウルフ・アロン選手(了徳寺大職員)が東海大浦安高時代に柔道部監督として指導した竹内徹氏(S30回卒)です。今年の4月からは竹内氏が東海大の師範に就任し、練習拠点を置くウルフとの師弟タッグを再結成しての悲願の金メダルとなりました。竹内氏は2016リオ五輪の金メダリスト、ベイカー茉秋選手の恩師でもあります。
もう一人は、ボクシング女子フライ級の銅メダリスト並木月海選手(自衛隊)の高校時代に指導した木庭浩介花咲徳栄高校ボクシング部監督(S31回卒)です。木庭氏は九学ボクシング部監督でモスクワ五輪日本代表の木庭浩一氏(S28回卒)の実弟で、1984年の創部時から同高校ボクシング部監督と近年は系列の平成国際大ボクシング部監督も兼ねています。これまでにプロボクシング元世界王者の内山高志選手をはじめとする名ボクサーを多数育てています。木庭浩介氏は日大時代に柔道からボクシングに転向した異色の選手で、九学時代は柔道部所属で竹内氏の一学年後輩として共に練習で汗を流した仲でもあります。
山下泰裕JOC会長と合わせ九州学院柔道部OB諸氏の素晴らしい活躍には目を見張るものがあり、同窓生の誇りとするところです。
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