寮の概要

敬愛寮は
九州学院と共に育ちました。

本学院は創立以来、寮を設け、「世の役に立つ善人」を数多く輩出してきました。
この間の消息の一端については、作家乾信一郎氏(本学院出身)の「敬天寮の君子達」の中で広く世に紹介されていますが、この寮では家庭的な雰囲気の中で将来におよぶ人間関係がつくられ、本学院教育の一つの拠点となってきました。
昭和37年から一時期閉鎖期間があり、良き伝統を新しい時代に即応させた寮をあらたにつくり、寮の名称を校訓の敬天愛人から「敬愛寮」とうたい、昭和45年から再開し、昭和61年には、さらに新しく西寮が増築され、ますます充実した寮となっています。

敬愛寮の位置・環境

敬愛寮の全景

寮は本学院構内の東北部の一隅、周囲を緑の木立で囲まれた静かな場所に位置しています。
校舎まで2分、体育館まで1分の距離にあります。

基本的姿勢

寮の発足にあたって定めた寮則の前文に次のように明らかにしています。
私達の寮は単なる宿舎ではなく、そこに生活する寮生が寮監を軸として自治と協同の精神によって集団生活をすることにより、より良き人間形成をはかっていく教育の場でもあります。
私達の寮はその名称が示すように「神を敬い人を愛せよ」とのキリストの教えを寮生活の柱とします。

私達の寮は自分で自分を監督し、「何事でも人々からして欲しいと望むことを、人々にもそのとおりになすこと」を寮生活の規範とします。

私達の寮は「怠惰な者を戒め、小心な者を励まし、弱者を助け、すべての人に対して寛容であり、だれも悪をもって悪に報いないように心がけ、お互いにまたみんなの者に対していつも善を追い求め、いつも喜び絶えず祈り、すべての事について感謝する」寮生による愛の共同体を目指します。

健康管理について

寮生の学習意欲の向上と実力養成のため、寮生が主体的に学習にとりくむための教育的配慮には充分に意を用います。学習は厳守し、本学院教師による学習指導もいたします(消灯後の学習については、西棟学習室での学習を認めます。

敬愛寮の特別プログラム

本学院院長・牧師・教師あるいは社会の第一戦で働く先輩、色々な経験をもつ同世代の人々を招き、人生について共に語りあうための集会を開きます。一年を通じて、歓迎会、燭火礼拝・クリスマス会・送別会・学年会などを開き、寮生相互の親睦を深め、有意義な寮生活を送るよう努力します。

入寮について

入寮できる人は、本学院の在学生で通学困難な者及び学院長が必要と認めた方とし、寮生活を継続したい人は、卒業まで在寮することができます。

アクセス

[九州学院へのアクセス]
熊本市電「交通局前」より徒歩2分
九州産交バス・熊本都市バス・熊本バス・熊本電鉄バス「九州学院前」バス停