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創立者の精神を覚える会 浦田奬先生(S12回卒)が熱弁

[2018-10-10]

 10月10日(水)、2018年度「創立者の精神を覚える会」が体育館で行われました。この会は九州学院の初代院長である遠山参良先生の命日にあたる10月9日前後に、九学創設期の思いすなわち建学の精神をあらためて想起する機会として毎年この時期に実施しているものです。以前は遠山院長を偲び直接先生と関わりを持たれた方からお話を伺う内容の会でしたが、創立100年を超えた現在では名称を変更して、九学で学び育ち社会の第一線で活躍される方々から講演していただくものとなっています。今年度は講師として佐野日本大学学園理事長・学園長の浦田奬先生(S12回卒)を迎え、『九州学院と私』と題してご講演いただきました。浦田先生は理事長・学園長の重責に加え、栃木県私立学校審議会の会長も務めておられます。

 浦田先生は九州学院高校、日本大学での人との出会いや経験のお話をされた後、佐野日大学園高校開校時の様子を写真等を交えて紹介されつつ、同校を「北関東一の学校になろう!」と決意されてから現在に至るまでの数々の取り組みについて語られました。原野であった校地にプレハブ校舎のみで開校した同校がいかに発展していったかについて浦田先生は、「学校環境・部活動の活躍・グローバル教育の導入・ICT教育の充実・進学実績・SSH(スーパーサイエンスハイスクール)認定、それぞれについて明確な目標を立てて動き、それも追従ではなく先駆けとなるアクションを継続してきた」と、具体的事例を挙げながら紹介されました。

 講演のまとめで浦田先生は、「目標を持つことの大切さとその目標設定には何が必要か検討する。そして夢を持たなければ成功には結びつかない」「一人一人が学校に誇りを持つことが良い学校の形成に繋がる」「ときに他人の視点で己を知ることが必要」「教育は人なり、人は愛なり、愛は力なり。私は九州学院で現在の教育基盤を作っていただいた。母校に感謝している」と熱弁されました。中高の生徒たちは浦田先生から託された「祝福のバトン」にそれぞれの思いを重ねるべく、先生のお話に傾聴していました。

 講演会終了後、高校1年生と中学1年生はグラウンドに移動して100周年記念体育館前にある遠山参良先生記念碑(以前は万日山にあったもの)前で拝礼を行う予定でしたが、雨天のため拝礼は中止しました。なお、この日は3号館1階にある歴史資料・情報センターを特別開放し、生徒たちが九州学院の歴史を知り貴重な資料を見学できる機会を設けました(センターにつきましては学院ウェブサイト内バナーから入れます紹介ページをご覧ください)。

 

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(4・5枚目の画像はクリックで拡大表示できます)