おしらせ

一覧へ戻る

映画作品のご案内

[2018-02-18]

 映画『あつい壁』で1969年に監督デビューし、御年80歳でなお現役映画監督として活躍されている中山節夫さん。九州学院にも講演会講師として何度もお招きし、関係が深いその中山監督の最新作『野球部員、演劇の舞台に立つ!』がまもなく公開されます(熊本では2月15日に試写会が行われました)。また、この作品において脚本に加わった山崎太基さんは本校教職員のご子息でもあることから、ここに紹介させていたきます。

 原作は、地元八女(福岡県)で長年教師を務められた竹島由美子さんの10年間にわたる実践記録『野球部員、演劇の舞台に立つ!』(高文研刊)。10年前にこの作品に出会った中山監督はなんとしても映画化したいと切望され、その思いを引き継いだ鈴木一美プロデューサーは八女市に移住して粘り強く市民に訴えかけ、映画人と市民が一体となった本作品が制作されたのです。作品の物語は以下のとおりです。

 甲子園出場を有力視されていた八女北高校野球部。中でもエースピッチャーのジュン(渡辺佑太朗)は、特に注目され期待されていた。しかし、県大会予選一回戦で8回までパーフェクトに抑えながら、最終回ファーストのエラーをきっかけにまさかの逆転敗退。

 敗北の責任をめぐってチーム内に広がる不協和音。そんなとき、男性部員がほとんどいない演劇部顧問三上先生(宮崎美子)から野球部員を助っ人にほしいという申し出があった。「野球だけの人間になるな」という指導理念を持つ八幡監督(宇梶剛士)はこれを受け、ジュンとキャッチャーでキャプテンのリョータ(舟津大地)と、エラーをしたファーストのカズマ(川籠石駿平)の三人を演劇部の助っ人に送り出した。

 「俺たちにそんなヒマはない」と反発する野球部員たち。突然の助っ人に役を奪われた演劇部員。とりわけ反発を示したのが三人と同級のミオ(柴田杏花)であった。「なんで野球部なんかに」という声に演劇部OB田川(林遣都)が応えた…。演劇部の目指すコンクールまで2ヶ月、とまどい、反発しあう日々の中で、何かが確かに動き始めた。(ここまで公式サイトより引用)

 2月16日現在、上映予定は以下のようになっています(詳細は各劇場HPまで)。

《2月24日(土)〜》

 東 京:ユーロスペース

 福 岡:ユナイテッド・シネマ キャナルシティ13

 久留米:T・ジョイ久留米

 北九州:小倉コロナシネマワールド

《3月17日(土)〜》

 熊 本:Denkikan

 佐 賀:シアターシエマ

 名古屋:名演小劇場

《4月21日(土)〜》

 大 分:シネマ5

 宮 崎:宮崎キネマ館

 大 阪:シネ・ヌーヴォー

 鹿児島:ガーデンズシネマ(〜22日)

 新 潟:シネ・ウィンド(4月のいつ公開かは未定)

 詳細は映画公式サイト(http://yakyubuin-vs-engekibuin.com/)をご覧いただきまして、皆さまぜひご鑑賞いただきますようお願い申し上げます。

 

EPSON036.JPG