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創立者の精神を覚える会 古賀泰代さん(S46回卒)が熱弁

[2017-10-08]

 10月7日(土)、2017年度「創立者の精神を覚える会」が体育館で行われました。この会は九州学院の初代院長である遠山参良先生の命日にあたる10月9日を前に、九学創設期の思いすなわち建学の精神をあらためて想起する機会として毎年この時期に実施しているものです。以前は遠山院長を偲び直接先生と関わりを持たれた方からお話を伺う内容の会でしたが、創立100年を超えた現在では名称を変更して、九学で学び育ち社会の第一線で活躍される方々から講演していただくものとなっています。

 今年度は講師として国際青年会議所アジア太平洋エリアマネージャーの古賀泰代さん(S46回卒)を迎え、『私の使命〜未来へのバトン〜』と題してご講演いただきました。古賀さんは九州学院が創立80周年を機に男女共学となったときの共学1期生で、1994年に九州学院高校を卒業されました。現在はアメリカ合衆国ミズーリ州に本部がある国際青年会議所のアジア太平洋エリアマネージャーとしての重責を担っておられ、アジア太平洋エリア加盟国22か国と新規開発国が円滑に機能し、会員である18〜40歳の青年たちが各地域で positive change(前向きな変革)をおこし、自らの手で問題を解決し、よりよいコミュニティを築き、明るい豊かな社会構築へのサポートを行っておられます。

 講演の中で古賀さんは、九州学院高校に入学して(当時高校生女子は約30人という)状況の中で教師や生徒とのさまざまな出会いとエピソードに触れながら、当時はあまり意識していなかったそれらの出会いや体験が後の人生に大きな影響を及ぼした、現在の活動の基礎が知らず識らずのうちに九州学院で培われていたと語られました。

 まとめの部分で古賀さんは「自分や可能性に制限や否定をしないでほしい」「学校で勉強できることは世界レベルではまだまだ当たり前ではない。その恵まれた状況でいっぱい勉強してほしい」「英語力は当然大事だが、仕事や自分を表現するうえで日本語の力も大切である」「枠にとらわれずさまざまな人や仕事に出会うことで、その後の人生に必ず役立つ」「目標を持てばその実現に必要なツールは自ずと見つかる」と訴えられました。

 ご自身の半生を紹介しつつ感じてきたこと、伝えたいことを古賀さんは熱弁され、生徒たちは古賀さんたち「今の大人(社会や世界を支える責任を担う世代)」から渡される「未来へのバトン」を受け取るべく、真剣なまなざしで傾聴していました。 

 講演会終了後、高校1年生と中学1年生はグラウンドに移動し、100周年記念体育館前にある遠山参良先生記念碑(以前は万日山にあったもの)前で、クラスごとに創立者の精神をおぼえて拝礼を行いました。

 

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