おしらせ

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2017年度「年間聖句」のご紹介

[2017-04-28]

 九州学院はキリスト教主義学校であり、毎朝礼拝の時間を教室等でもっています。生徒が登校する日においては短時間であってもこのことは変わることなく続けられています。皆で讃美歌を歌い、読まれる聖書の「み言葉」に心を留め、頭を垂れて手を組み祈りを合わせるこの時間は、知育・徳育・体育のうえに「霊育」を施す九州学院の全人教育の基盤となる重要なものとなっています。

 教室や職員室、事務室など校内随所にはその年度の「年間聖句」が掲げられ、礼拝でもチャプレンからこの聖句についてのお話が何度も行われます。本年度の年間聖句は新約聖書のペトロの手紙一4章10節『あなたがたはそれぞれ、賜物を授かっているのですから、神のさまざまな恵みの善い管理者として、その賜物を生かして互いに仕えなさい。』です。

 この箇所を通して神さまが私たちに求めている最も重要なことは「互いに仕えなさい」です。では、なぜ一方的に仕えるのではなく「仕え合う」のでしょうか。もちろん人間が平等な存在であることもあるのですが、ここでは賜物が「それぞれ」に例外なく「神のさまざまな恵み」として与えられていることに着目してみましょう。私たちが神さまからいただいている賜物を用いて他者に仕えることは、その人に神さまの祝福を届けることにつながると聖書は語っているのです。「善い管理者」とは「賜物を神さまから預かっている恵みと理解して用いる者」であり、それゆえに私たちは「互いに仕え合う」ことができるのです。

 この年間聖句を大切にして2017年度の歩みを九州学院が進めることができますように。

 

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