おしらせ

一覧へ戻る

創立記念講演会 中山泰男先生が熱弁

[2017-01-22]

 九州学院では1月19日を学院の創立記念日(1910年同日設立認可、開校は1911年)として定め、この日に近い適当な期日に毎年「創立記念講演会」を開催しています。

 創立106年目にあたる本年は1月21日(土)、九州学院体育館に講師として社会福祉法人リデルライトホーム施設長の中山泰男先生をお迎えし、『自分らしく生きる』との演題で中高生にご講演をたまわりました。

 九州学院高校卒業生として中山先生は、志望動機や学校生活(自転車競技部員として猛練習の日々を送られたことなど)を語られるなかで、原因不明の病と闘いながら頑張ったことや、卒業後に判明した難病宣告時の絶望感が人とのふれあいや感謝されたことを通して「生きていて良かった」と変えられていったことを具体的に話されました。

 講演の中盤からはさまざまな事例を挙げながら「共に生きる」とは何かについて考えていく時をもたれ、その本質は「人として放っておけない=気にとめること」と、さまざまなハンディの有無に関係なく「自分の生き方の決定権はその本人にこそある」であり、社会福祉は「与える」のではなく「生きる権利の導きを行う」ことであると熱弁されました。先生ご自身の熱い思いが行政や議会をも動かした事例の紹介には、生徒たちの表情も何かを感じ考えている様子がうかがえました。

 講演終了後、この日が全体での最終登校日となった高校3年生を送り出す会が催され、在校生を代表して吉永高校生徒会長が激励の挨拶を、高校3年生を代表して才田前高校生徒会長が後輩へ託す思いを述べました。その後、クラスごとに退場する高校3年生には大きな拍手が贈られ、各教室ではホームルームと「思い出DVD」(育友会提供)などの撮影が行われました。

 

IMG_2441.JPGIMG_2436.JPGIMG_2491.JPGIMG_2499.JPGIMG_2586.JPGのサムネイル画像