おしらせ

一覧へ戻る

県劇で音楽鑑賞会 名演奏に感動

[2016-11-01]

 10月31日(月)、午後1時30分より熊本県立劇場コンサートホールにて芸術鑑賞が行われました。九州学院の芸術鑑賞は音楽鑑賞と演劇鑑賞を交互に開催しており、本年は「ベートーヴェン・シンフォニエッタ」の皆さんにすばらしい音色を披露していただきました。

 熊本地震による被災で約4ヶ月使用できなかった熊本県立劇場ですが、九州学院中高の学校行事として久しぶりの利用となりました。なかには初めて訪れた生徒もおり、そのスケールの大きさや音響の良さに感心している姿も見受けられました。

 ベートーヴェン・シンフォニエッタは、クラリネット奏者であり指揮者でもあるタラス・デムチシン(ウクライナ出身)によって2014年12月に設立された、国内のさまざまなプロのオーケストラやプロの演奏家をメンバーとして構成された小編成のオーケストラであります。

 コンサートミストレスはヴァイオリンソリストも兼ねる第1ヴァイオリニストの武内麻美さんが務められ、迫力と優雅さの二つの響きを会場の隅々にまで届けられました。今回の編成は第1ヴァイオリン、第2ヴァイオリン、ビオラ、チェロ、コントラバス、フルート、オーボエ、ホルン、ファゴットの弦楽器、木管、金管によるものでした。

 演奏曲目は以下のとおりです。

  ※アイネ・クライネ・ナハトムジーク ト短調 K.525(モーツァルト)

  ※クラリネットコンチェルト イ長調 K.622(モーツァルト)

  ※ロマンス第2番 ヘ長調 Op.50(ベートーヴェン)

  ※交響曲29番 イ長調 K.201(モーツァルト)

 演奏が始まった瞬間、本当に美しい音色に生徒たちは引き込まれ、感動の2時間はあっという間に経過して閉会となりました。吉永高校生徒会長が謝辞を述べ、岩田中学生徒会長が花束贈呈を行い、終演後にはシンフォニエッタの皆さまとの記念撮影も行われました。

 九州学院ではこのような機会を通して生徒たちの情操教育の伸長をはかっています。多感な青春期に真の芸術に触れることができ、劇場を後にするときの表情にもさらなる優しさが出ているように感じました。

 今回の演奏会に携われられた皆さまに深く感謝申し上げます。誠にありがとうございました。

 

IMG_1461_2.JPG