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気仙沼高校から「友情の応援メッセージ」が到着!

[2016-06-11]

 6月9日(木)、1号館玄関ロビーにて、宮城県気仙沼高等学校から熊本YMCAを通して贈られた、熊本地震で被災した九州学院に対する応援メッセージ(寄せ書き)の贈呈式が行われました。贈呈式では、熊本YMCAの寺岡良男様よりこれまでの経緯についてのご紹介と熱い思いが語られ、式に参加した高校生徒会役員を代表して才田会長がお礼の言葉を述べました。

 ところで…、熊本の私立九州学院と宮城の公立気仙沼高等学校との間には、設置や所在地の違いを越えた友情と絆があるのです。

 2011年に発生した東日本大震災に際し、熊本YMCAでは現地調査と支援活動(日本YMCA同盟主管)に取り組まれました。その間、寺岡様の友人であられる千田健一先生(気仙沼高等学校教頭(当時)、現気仙沼向洋高等学校校長)から気仙沼や生徒さんの状況報告を受けられました。

 帰熊後、寺岡様が九州学院の内村公春院長(当時)との会談のなかで気仙沼高等学校の話をされたところ、内村院長は「九州学院として応援メッセージを送りたい」と申し出を行いました。そして2012年3月19日、九州学院の在校生・教職員が寄せ書きした応援メッセージが寺岡様を通して気仙沼高等学校へ届けられました。

 それから4年の月日が流れた今年、熊本地震が発生して熊本と大分で甚大な被害が出ました。震災の報に接した気仙沼高等学校生徒会はご担当の佐藤智也先生とともに、4年前に在校生を励ましていただいたお礼をしたいと校内で呼びかけられました。

 こうして多くの方々の思いが込められた2つの「応援メッセージ」が完成し、この日の贈呈式にいたりました。4年前に応援メッセージを贈らせていただいたとき、誰もこのようなかたちで応援メッセージが贈られることを想像できませんでした。しかし、あのときに蒔かれた小さな種は時を経て見事な樹木に生長しました。固い友情で結ばれた両校の絆は今後ますます強力なものになることでしょう。携わられたすべての皆さまに厚く御礼申し上げます。

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