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芸術鑑賞「ベニスの商人」〜素晴らしい舞台に感動〜

[2015-11-13]

   11月10日(火)に市民会館崇城大学ホールにおいて、「劇団 芸優座」のシェークスピア劇「ベニスの商人」を鑑賞しました。

 中高生には難しい題材かという懸念もあったようですが、生徒諸君は素晴らしい演劇を十分に堪能した様子でした。役者さんの演技は勿論、演出、照明、音楽などどれをとっても、本物の上演に観る者全員が満足する出来栄えでした。

 上演の後、シャイロック役の座長さんから次のようなコメントが寄せられました。「私は戦後すぐのころに初めて舞台に立ちましたが、その演劇は実は九州学院で上演されたものでした。今日は、私の原点にもどり、九州学院に感謝しながら、役を演じさせてもらいました。また、生徒さんたちの観劇の態度はとても立派で嬉しく思いました。有難うございました」

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<観劇の感想文> (一部を抜粋)

○シャイロックが”ユダヤ人だから”悪者であり”、”ユダヤ人だから”卑劣な行為を働いたということのように感じました。宗教、人種などで人を差別することはいけないことだと思います。何だかシャイロックが気の毒になりました。(中学3年生女子)

○言葉の掛け合いがおもしろくて、たくさん笑える時間でした。テンポがよくて迫力のある演技に引き込まれました。最後の挨拶の後で、役者さんたちがポーズをとったまま動かなかったので、動いていた登場人物が物語の世界に戻っていたような気になり、凄い演出だなと感心しました。(高校3年女子)

○この劇で伝えたかったのは「慈悲の心を大切にすること」と、キリスト教の教えでもある「汝の敵を愛せよ」ということではないかと思いました。苦手な人、嫌いな人に対してこそ、優しく接することの出来るような大きな人間になりたいと思いました。     (高校3年男子)

○役者さんたちの表現力、ストーリーに引き込まれる舞台美術、音楽、衣装など、全てがそろって、あのような素敵なステージに仕上がっていることに感心しました。将来の仕事のひとつとして、舞台の仕事が想像以上に魅力的なものに思えてきました。      (高校2年女子)

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