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学校創立記念講演会 講師に福田稠県医師会会長(S18回)

[2015-01-20]

  九州学院は1910年の1月19日に国から学校設立が認可され、1911年の4月に開校しました。学院はこの日を創立記念日に定め、毎年記念講演会を開いています。

  今年は1月19日(月)に、九州学院OBで県医師会会長、福田病院理事長の福田 稠(S18回)先生をお迎えして「命について考える」という演題でお話をして頂きました。

 先生は産婦人科医の立場から「命」の大切さについてパワーポイントを用いて熱心に話され、最後に「命より大切なもの。それは人智でははかりしれない。偉大な力、例えばキリスト教でいう神の存在のようなものがあることを常に思って生きて欲しい」と締めくくられました。

 

  講演の後、もうすぐ卒業していく高校三年生に対し、澤田大輝生徒会長が在校生を代表してあいさつ。これに対し、森総一郎前生徒会長が謝辞を述べた後、全校生徒で校歌を斉唱しました。 

 

「九州学院への想い」福田稠県医師会会長(S18回)

                                         九州学院同窓会新聞 第40号(2014年6月発行)より

 

私は、昭和34年4月に九州学院中学校に入学しました。クラブ活動としては、柔道部に入部しました。私は弱かったのですが、現在熊本県の農協中央会の会長をしている園田俊宏君が強くて、彼を大将として、中体連に出場し、三位になった事を憶えています。又、白羊会にも入って、担任の田中善一先生に連れられて花岡山の早天祈祷会に参加した事も懐かしい思い出です。高校では、その続きで敬愛会にはいりました。三年生になって、私が会長、松隈貞雄君と長岡立一郎君が副会長になりましたが、副会長であったお二人は、その後牧師になり大活躍、長岡君に至っては、現在九州学院の理事長を務めています。それにひきかえ、キリスト教徒としての我が身をふりかえると、いささか内心忸怩たる思いがします。

高校時代は、ボーイスカウトの世界ジャンボリーに参加したり、アメリカに交換留学生として留学したりして、まともに勉強したと云う記憶はありません。そんな私が言うのは、多少憚られるのですが、私が会長を務めている熊本県医師会では、九学出身者は極めて少数です。大先輩には、精神科の宮川太平先生、小児科の江上経誼先生はじめ錚錚たる方々がおられますが、若い会員はあまり見かけません。もっと多くの卒業生が医学部を目指し、熊本県医師会の会員になってくれる事を期待しています。

 

略歴

福田 稠(S18回卒)

昭和21年5月10日生(68歳)

昭和34年九州学院中学入学

昭和39年アメリカニューヨーク州の高校へ留学

昭和56年より福田病院院長

平成16年4月より平成22年3月まで熊本市医師会長

平成22年4月熊本県医師会長

 

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