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花岡山で熊本バンド早天祈祷会〜雨の中200人が参加〜

[2014-02-02]

  1月30日(木)午前6時半より、花岡山山頂の熊本バンド奉教之碑前で、熊本バンド早天祈祷会が開かれました。 本校からは院長、チャプレンをはじ教職員、敬愛会メンバーや同志社大学に指定校推薦で進学が決まっている生徒たちなど30人が参加し、当時の若者たちに思いをはせました。
  あいにくの雨となったこの朝、九学からの参加者たちは早朝5時半に学院の正門前に集合し、スクールバスで花岡山に登り他の約200人の参加者とともに薪を囲んで讃美歌を合唱し祈りを捧げました。熊本バンドがキリスト教信仰を誓った「奉教趣意書」が九州学院高3年の岩井琴乃さんによって朗読され、祈祷会の後には信者の人たちが用意した豚汁で身体を暖めました。

  熊本バンドは、熊本洋学校で教師ジェーンズの薫陶を受けた35人の青年たちが、花岡山でキリスト教を奉じ、この教えを日本全国に布教しようと誓約した人々の集団です。 
                                                              九州学院の 初代院長・遠山参良先生は、熊本洋学校の5回生でしたが、熊本バンドの俊英たちと共に京都の同志社英学校(現同志社大)で転校しました。メンバーたちは、後に政財界や教育界のリーダーとして活躍しました。
熊本の地に創設された九州学院の建学の精神は、熊本バンドの想いをその源流のひとつとしているのです。