おしらせ

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キャンパスの珍樹「なんじゃもんじゃの木」 白い花が見事に満開

[2013-04-23]

  九州学院の東門(旧正門)の近くにある「なんじゃもんじゃの木」に、今年も白いきれいな花がびっしりと咲きました。 この花は九州では珍しい花で、遠くから観に来られることもあるようです。一度是非ご覧下さい。

(4月19日撮影)PAP_0439.JPGPAP_0438.JPG

 <インターネット・ヤサシイエンゲイより>

 日本でも限られた地域 -木曽川流域(愛知・岐阜)と対馬- に自生する落葉性の高木で、分布が飛び地のように隔離している変わった樹木です。自生地のものは国や地方自治体の天然記念物に指定されており、上対馬町鰐浦(長崎県)の群生などがよく知られてます。
 雄の木と雌の木がある雌雄異株(しゆういしゅ)で5月になると深く4つに裂けた白い花を咲かせます。花の盛り時期は非常に見事で、その姿はよく「木がまるで白い雪に覆われたような美しい姿」と表現されます。葉は卵形で若葉のときのみフチにギザギザが入ります。

 タゴとはトネリコの別名で、トネリコは複葉なのに対して本種は単葉なので「一つ葉のトネリコ」という意味で「ヒトツバタゴ」の名前が付きました。別名にナンジャモンジャという名前があります。限られた地域に自生しているからか知る人が少なく、自生地以外の場所に植栽されたものを見ても誰も木の名前がわからず「何の木じゃ」と言っていたものが転じて「ナンジャモンジャ」になったというお話がありますがこれ以外にも諸説ありはっきりしません。
 属名のキオナンツスはギリシア語のキオン(雪)とアンサス(花)からなり、白い花を雪に見立てたものです。種小名のレツススは「少しへこんだ」の意で、葉のかたちに由来します。