創立の精神に想いを馳せ〜花岡山で熊本バンドの早天祈祷会〜
[2013-01-30]
1月30日(水)午前6時半より、花岡山山頂の熊本バンド奉教之碑前で、熊本バンド137周年記念早天祈祷会が開かれ、本校からは院長、チャプレンをはじめ数名の教職員、敬愛会の生(2人)や同志社大学に指定校推薦などで進学が決まっている生徒〈13人)が参加しました。
九学からの参加者たちは、早朝5時半に学院の正門前に集合し、スクールバスで花岡山に登り他の約300人の参加者とともに薪を囲ん讃美歌を合唱しました。熊本バンドがキリスト教信仰を誓った「奉教主意書」が読まれ、九州学院高校3年の山西伶奈さんが聖書を朗読しました。続いて岩井善太熊大名誉教授が「奉教の志」のテーマで奨励をされ、その後、信者の人たちが用意した豚汁で身体を暖めました。
熊本バンドは、熊本洋学校で教師ジェーンズの薫陶を受けた青年たちが、花岡山でキリスト教を奉じ、この教えを日本全国に布教しようと誓約した人々の集団です。 九州学院の初代院長・遠山参良先生は、熊本洋学校の5回生でしたが、熊本バンドの俊英たちと共に同志社に転校しました。熊本の地に創設された九州学院の建学の精神は、熊本バンドの想いをその源流のひとつとしているのです。