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おしらせ

高校生ジビエ商品開発プロジェクト①

[2019/08/23]

 タイトルをご覧いただいた皆さまのなかには「(普通科の)九州学院高校の生徒が?」と思われた方もいらっしゃることでしょう。実際のところ、本校の通常の教育課程(授業)においてこのようなプロジェクトに取り組むことは困難であります。これは普通科を有する学校においてある程度共通のことであるのですが、特に地方の学校は大都市部の学校に比べてさまざまな職業の現場を見たり実際の声を聞いたりする機会が少ないといわれます。

 そこでこのたび、キャリア教育支援を手がけられている一般社団法人みらいず設計Lab.様のご協力をいただいて本校を含む5校の高校生が『くまもと☆農家ハンター×高校生 ジビエ商品開発プロジェクト』に取り組むこととなり、本年度初めよりさまざまな活動を行っています。基本的には高校生主体でプロジェクトの運営を行い、これまでに月1~2回程度、会議や活動を継続してきました。

 まず「なぜジビエ(野生鳥獣)なのか?」についてですが、この20年間でイノシシの個体数は3倍に増える一方で狩猟者の数は減少し、近年ではイノシシによる農作物被害や車両等との衝突事故が増えている現状があります。そのようななか、鳥獣被害から地域を守ることをめざして若手農家が「くまもと☆農家ハンター」としてイノシシ対策を始めました。代表者の宮川将人さん(熊本県農業法人協会専務理事・熊本県夢教育サポーター・熊本大学非常勤講師)は、狩猟したイノシシの「いのちをいただくことまでが必要で、絶対に無駄にしてはいけない」と訴えられ、くまもと☆農家ハンターでは安心・安全なジビエとして、また皮革資源として有効に活用する取り組みを進められています。

 今回、高校生たちは宮川さんたちからお話をうかがいながらコラボ企画としてジビエ商品開発プロジェクトを行うことにしました。「商品開発」「広報」「営業」の3チームを編成し、それぞれが連携して2020年1月の『第7回 九州農家ハンター×ジビエサミット』で新商品を発表、翌月からの販売をめざします。

 5月に行われた宇城市三角町の戸馳島での現地実習ではイノシシなどの鳥獣被害と対策の現状について学び、イノシシ肉のおいしさも体感しました。その後、ジビエチームはイノシシラーメンの開発に着手し、ターゲットとなる客層や具材などについて議論を行いました。6月には協力企業の『火の国文龍総本店』(熊本市東区戸島)さまにプレゼンを行い、商品化を進めるうえでの意見交換のときをもちました。また、別の商品開発チームは実際にイノシシの革に触れることを通して商品化へのアイデアを出し合いました。

 7月、ついにイノシシラーメンの試作品が完成し、メンバーによる試食会が行われました。参加した生徒の話によるとたいへんおいしかったそうで、商品化に向けてさらなる意欲が出てきたとのことでした。そして、8月20日(火)に報道機関などを招いての発表・試食会が行われました。次回の記事ではその模様を紹介いたします。

《内容(一部)出典:一般社団法人みらいず設計Lab.ウェブサイト》