高校のおしらせ

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秀岳館に粘り勝ち! 熊本工と25日に決勝戦

[2019-07-23]

 7月23日(火)、リブワーク藤崎台球場での「第101回全国高等学校野球選手権熊本大会」準決勝第1試合で本校硬式野球部は秀岳館高校に4対2で逆転勝ちし、決勝進出を決めました。今大会ノーシードから次々と強豪を撃破して勝ち上がり、4年ぶりとなる夏の甲子園出場まであと1勝。決勝戦は25日(木)、リブワーク藤崎台球場で午前10時試合開始予定です。

 さて、準決勝は2016年・2017年の決勝で敗れた秀岳館高校との対戦。強打を誇る打撃陣は今大会もここまで好調で、140km/h台の速球を何人も投げられる強力な投手陣を擁する難敵との一戦は、九学苦戦の予想が散見されていました。しかし1回表、九学先頭打者の川野選手が右翼手の頭上を越える二塁打(三塁を狙いましたが惜しくもタッチアウト)でチームに勇気を与えます。

 1回裏、この日もマウンドにはエースの蒔田投手が上がりますが、立ち上がりを攻められ犠飛で1点を失い先制を許してしまいます。しかし、この試合では野手陣が守りで奮起し、安打性の打球を二塁手・古澤選手と遊撃手・川野選手が何度も好捕して蒔田投手をもり立てます。蒔田投手も粘りの投球で、再三のピンチを初回と6回の各1失点で切り抜けました。

 1点ビハインドで迎えた3回表、先頭打者の川野選手が内角低めのチェンジアップを見事に捉え、右翼席に入る同点本塁打を放ちます。その後、相手守備の乱れもあってこの回さらに1点を追加し、逆転に成功します。この日も学校応援で多くの生徒が詰めかけた三塁側スタンドは大いに沸き返りました。また、5回表には5番・友田選手の安打、代打・山路選手の二塁打で得た好機に、今大会初スタメン出場の7番・荒川選手が貴重な2点適時打を放ち、一時3点差とします。

 2点リードで迎えた9回裏、蒔田投手が先頭打者を四球で出し、無死一塁。流れが秀岳館へ行きそうななか、蒔田投手は次打者を遊ゴロ併殺打に打ち取りピンチを脱します。その後、蒔田投手は最後の打者を空振り三振にとり試合終了。場内に今大会5度目の勝利を称える九州学院校歌が流れました。挨拶を終えて応援席付近に選手たちが集まると、選手・応援団が一体となってこの激闘を制した喜びを分かち合っていました。

 準決勝第2試合の結果、甲子園出場をかけた熊本大会最後の一戦(決勝戦)の相手は熊本工業高校(第4シード)と決まりました。今大会屈指の好投手である浅田投手を擁する有明高校を破った、投打ともに好調な実力校です。しかし、九州学院もノーシードながらここまでシード校3校を撃破しての快進撃をみせており、こちらも投打ともに状態が上がってきています。4年ぶりの甲子園出場をめざして選手たちは最後まで全力で戦い抜きます。引き続き皆さまの熱いご声援をよろしくお願いいたします。

 

 九州学院 002 020 000=4 安打=13 失策=1

 秀岳館  100 001 000=2 安打=7  失策=2

 

《下:強力打線を2失点に抑えた蒔田投手》

IMG_6222.JPG《下:同点本塁打を放った川野選手》

IMG_6226_2.jpg《下:勝利の校歌を決勝戦でも!》

IMG_6278.JPG《下:勝利の喜びに沸く三塁側スタンド》

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