高校のおしらせ

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同志社大学教授を迎えて模擬講義を開催

[2017-10-14]

 10月13日(金)、高校は中間考査最終日終了後に「同志社大学模擬講義(出張講義)」を3号館ホールにおいて実施しました。会場には3年生の同志社大学進学予定者をはじめ進学希望者を含む1〜3年生と教職員約160人が集いました。今回は京都にあります同志社大学より文系学部、理系学部から最先端の研究に取り組んでおられるお二人の教授を講師に迎え、生徒たちに大学の学びなどについて熱く語っていただきました。

 第1講義では横井和彦経済学部教授・キリスト教文化センター所長から「経済発展の日中比較〜経済の『国際化』と『グローバル化』〜」と題して、大学で学ぶ経済学についてお話をしていただきました。横井先生は経済学ではミクロ的市場とマクロ的市場を考えている、経済学の目標は経済活動のモデルを考えること、日本と中国の経済活動モデルは全く異なるものでありそこに経済学の面白さがある、と具体的指標を用いて講義していただきました。

 第2講義では多久和英樹理工学部機械システム工学科教授・大学入学センター所長から「数学しましょうか」と題して、ご専門の数学(関数方程式論)について生徒たちに実際に例題を解かせつつ、最先端の数学では何に着目した研究がなされているか紹介していただきました。多久和先生は数学における「普通の考え方(順問題)とは反対の行程をたどる考え方(逆問題)」が最先端の研究であること、そのためには順問題を疎かにせず高校生のうちに一つ一つの正確な理解を定着させることが大切だと強調され、大学での学びとそのための準備について高校生へメッセージを送られました。

 九州学院高校は同志社大学との特別な関係(同志社キリスト教主義ネットワーク)を持たせていただいております。この関係性がますます深まりますよう祈念いたしますとともに、本校もさらなる高みをめざして教育活動に邁進してまいります。この度はご多用中、本校生徒のために貴重なお話をたまわりましたこと、厚く御礼申し上げます。

 

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