九州学院高等学校

　１０月７日(土)、藤崎台県営野球場において「第141回九州地区高等学校野球熊本大会」準決勝が行われ、九州学院高校は秀岳館高校との３時間にわたる延長１２回の大激戦をサヨナラ勝ちし、決勝進出を決めました。また、この勝利により九州大会の出場権も獲得し、その結果は春の甲子園（センバツ）出場選考の重要資料となります。

　序盤は九学ペースでした。１回裏に緒方選手、木村選手、春木選手に適時打が飛び出し４点先制に成功。２回裏にも工藤選手が適時打を放ち５点差に。しかし、強豪秀岳館も少しずつ田尻投手の球をとらえていき、５回表にはついに同点に追いつかれてしまいます。

　それでも九学打線は相手エラーと宮川選手の適時打で１点ずつ加点し、２点リードで最終回（９回表）に。しかし、土壇場で同点２点本塁打を浴びてしまい延長戦へ。息詰まる展開が続くなか延長１２回表、秀岳館に２本の適時打が出て３点を失います。

　後がなくなった九学でしたがここから驚異的な粘りを見せます。延長１２回裏、相手守備の乱れをつき２失策を絡めて宮川選手のこの日２本目となる適時打で劣勢から一気に同点へ。こうなるとベンチとスタンドのムードは最高潮に達します！最後は川野選手が犠飛を放ち、県球史に残る大激戦に決着をつけました。

　明日８日(日)、熊本第一代表の座（優勝）をかけて藤崎台県営野球場での決勝戦に臨みます。試合開始は午後１時で文徳高校と対戦します。甲子園出場への道はまだまだ続きます。引き続き皆さまのご声援をよろしくお願いいたします。

　秀岳館　　００１　１３０　００２　００３　＝１０　　安打＝１９

　九州学院　４１０　０１０　０１０　００４×＝１１　　安打＝１３