高校のおしらせ

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濱田龍郎さん講演会

[2017-09-18]

 9月16日(土)、高校は研修の一環として講演会を行いました。今回の講師はボランティア仲間九州ラーメン党理事長・詩人の濱田龍郎さんをお招きし、「人にはできることがある」との演題でご講演いただきました。

 濱田さんは1992年にボランティア仲間九州ラーメン党を結成され、これまでさまざまな被災地を訪れての支援活動やホームレスなどの方々への支援活動に邁進されています。現在までの活動で650ヶ所10万杯の無償ラーメン提供されました。また、詩人としても数冊の詩集を発行され、多くの歌手に詩を提供されています。

 冒頭、映像を用いて活動の紹介をされた後、濱田さんはボランティア活動を続けてきたなかで気づかれたことを語られました。ボランティアには、自主性(自己決定)、社会性(社会が認めてくれること)、協調性(仲間が増え輪が広がっていくこと)、無償性(さまざまな協力者・支援者の存在)が必要だと教えていただきました。

 続いて濱田さんがボランティア活動を始めるきっかけとなった少年との出会いについて熱く語られ、そのお話の内容に生徒たちも感動していた様子がありました。ラーメンを食べた方に喜んでいただけたことの嬉しさ、ボランティア活動が注目されて拡大していったことの嬉しさを語る濱田さんの表情はたいへん柔和なものでありました。

 まとめとして濱田さんは「人は他人のために生きてこそ人である」、「日々の積み重ねと継続を大切にして夢をいつまでも追いかけてほしい」、「人生のカッコイイ生き方(かきくけこ=甲斐・奇異・悔いのない・敬・恋)を実践してほしい」と熱弁されました。

 濱田さんは講演でも冠婚葬祭でもご自身の正装である作務衣で臨まれます。この日のご講演も作務衣で登壇され、73歳という年齢を感じさせない元気と笑顔で生徒たちに接していただきました。ユーモアを交えつつ示唆に富むお話に、生徒・教職員は時間の経過を忘れるほど引き込まれました。ご多用のなか私たちのためにご講演いただきましてありがとうございました。

 

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