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おしらせ

キリスト教を学ぶ会「隣人とは誰か」

[2016/10/25]

 10月21日(金)正午よりキリスト教を学ぶ会が開催され、高校3年生42人と教職員3人が参加しました。初めに小副川幸孝チャプレン・副院長が新約聖書のルカによる福音書10章25〜37節を朗読しました。この箇所は有名な「善きサマリヤ人のたとえ」であり、1人のユダヤ人男性が追いはぎに襲われて路上に倒れていたとき、同じユダヤ人である祭司とレビ人(いずれも当時の社会的地位が高い人物)は助けずに立ち去り、当時ユダヤ人と関係が良くなかったサマリヤ人がこの男性を助け、宿代等を主人に預けて介抱の継続を頼んだ場面をたとえにしてイエスさまが語ったものです。

 生徒たちは小副川チャプレンから示された「隣人とは誰か」という質問に対し、25分間で800字以内の小論文を完成させるべく一所懸命に考えていました。その後、指名された生徒が全員に対して発表を行い、普段このようなテーマで友だちの意見を聞く機会が少ない生徒たちにはたいへん貴重な経験となりました。

 最後に小副川チャプレンが自らのエピソードも交えながら学習会のまとめを行い、「隣人になろうとする人が隣人なのである」と語りました。この学習会は九州学院の教育の基盤となるキリスト教を理解するだけでなく、これからの社会を生きていくうえで大切な指針を学ぶことにもつながります。次回は11月8日(火)に実施予定です。この学びのときがますます祝福されますようにお祈りいたします。

 

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