おしらせ
九学球児の夏終わる ご声援に感謝！
７月２６日(火)、第９８回全国高校野球選手権熊本大会決勝戦が藤崎台県営野球場で行われ、九州学院高校は２対１３で秀岳館高校に敗れ準優勝となり、残念ながら甲子園出場の夢はかないませんでした。
試合は序盤から秀岳館打線の鋭い打球が野手の間を抜けていき、述べ２０安打（うち長打８本）されました。特に１番打者の原田選手には６打数６安打を浴び、戦前でキーマンにあげられていた上位陣を打ち取ることができませんでした。また、最終回まで高い機動力を活かし続けられ、単打や四死球などで出た走者に次々に盗塁を仕掛けられました（企画数１０・阻止数３）。２番手の吉野投手が中盤粘りと意地を見せた投球を披露しましたが、序盤３回の９失点が最後まで重くのしかかる厳しい展開でした。
一方の九州学院打線ですが、１回裏に無死満塁と攻め立て４番松下選手と６番田上選手に適時打が飛び出すなど反撃しますが、その後は相手左腕２投手に９三振を喫するなど苦しめられます。それでも九学ナインのうち誰一人として下を向く人はいませんでした。ベンチからも最後まで声が出て、各打者も積極的なスイングを続けました。その気合いは守備にも表れ、遊撃手の米満選手が安打性の当たりを幾度となく止めたり、中堅手の吉村選手がフェンスを恐れずダイビングキャッチを試みたりするなど、点差に関係なく一所懸命なプレーを最後まで見せました。
９回表に３点を失い２対１３で迎えた最終回の攻撃。三塁席いっぱいの九学応援団からはこの試合最大級の大声援が送られました。試合には敗れましたが、健闘をたたえる大きな拍手とかけ声が試合後そして閉会式後に何度も選手たちに送られました。
甲子園まであと１勝というところで涙をのんだ九学球児の夏は終わりました。３年生にとっては最後の試合となり、優勝を逃した悔しさと熱い思いは後輩たちへ引き継がれます。今日で現役を卒業する３年生の部員の皆さん、本当におつかれさまでした。そしてありがとうございました。夏は終わりましたが、皆さんの高校生活そして人生はまだまだ続きがあります。悔しさは当然あると思いますが、皆さんの前途に神さまの祝福と恵みが豊かにありますようにお祈りいたします。
１・２年生の部員の皆さん、もうセンバツに向けた準備は始まりました。夏に行けなかった甲子園出場の夢を春でかなえるため、秋季大会ではぜひがんばってください。
今大会で優勝された秀岳館高校野球部の皆さん、甲子園出場おめでとうございます。甲子園に行けなかった６２チームの球児の思い、そして熊本の人々の思いを胸に、持てる力を存分に発揮して全国制覇をめざしてがんばってください。九州学院も応援しています！
最後になりましたが、今大会は熊本地震の影響を大きくうけました。被災したグラウンドやご家庭も多いなか、ひたむきに一球一打にかけ精一杯のプレーで感謝の気持ちを伝えた球児たちに最後まで熱いご声援をいただきましたすべての方々に感謝を申し上げます。ありがとうございました！
秀岳館 ３４２ ００１ ００３＝１３ 安打＝２０ 失策＝１
九州学院 ２００ ０００ ０００＝２ 安打＝８ 失策＝４
【九学選手成績】※ 記者記録による（公式記録判明後、誤りは訂正します）
１番 吉村 （中堅手） ４打数 １安打 ０打点 １四球
２番 緒方 （左翼手→三塁手） ５打数 ２安打 ０打点 ０四球
３番 村上 （捕手） ４打数 ０安打 ０打点 １四球
４番 松下 （右翼手） ４打数 ２安打 １打点 １四球
５番 元村 （三塁手→一塁手） ４打数 ０安打 ０打点 ０四球
６番 田上 （二塁手） ４打数 １安打 １打点 ０四球
７番 藤嶽 （一塁手） ２打数 ０安打 ０打点 ２死球
（代走）松村 ０打数 ０安打 ０打点 ０四球
（７番）堀川 （左翼手） ０打数 ０安打 ０打点 ０四球
８番 米満 （遊撃手） ４打数 ２安打 ０打点 ０四球
９番 光田 （投手） ０打数 ０安打 ０打点 ０四球
（９番）木原 ０打数 ０安打 ０打点 １四球
（代走）浅久野 ０打数 ０安打 ０打点 ０四球
（９番）吉野 （投手） １打数 ０安打 ０打点 ０四球
（９番）松野 １打数 ０安打 ０打点 ０四球
（９番）豊山 （投手） ０打数 ０安打 ０打点 ０四球
（９番）野木 （投手） ０打数 ０安打 ０打点 ０四球
光田 ２回 失点７ 被安打７ 奪三振１ 与四死球２
吉野 ６回 失点３ 被安打９ 奪三振３ 与四死球０
豊山 ０回３分の１ 失点１ 被安打１ 奪三振０ 与四死球１
野木 ０回３分の２ 失点２ 被安打３ 奪三振０ 与四死球０
