HOME - おしらせ - 高校野球本日決勝! 対秀岳館高校戦10時半開始

おしらせ

高校野球本日決勝! 対秀岳館高校戦10時半開始

[2016/07/26]

 7月25日(月)、第98回全国高校野球選手権熊本大会準決勝2試合が藤崎台県営野球場で行われ、第2試合で千原台高校との試合に臨んだ九州学院高校は3対1で勝利し、決勝進出を決めました。

 時折大粒の雨が降るなかで行われた試合は、1回の表に先頭打者の吉村選手が右中間を破る三塁打で好機をつくります。ここで続く緒方選手がきっちりと中堅に犠飛を放って1点を先制します。

 しかしその裏、千原台高校にも三塁打と右前適時打が連打で飛び出し、早くも同点に追いつかれます。なおも二死二・三塁のピンチを迎えますが、ここは先発の吉野投手が踏ん張って逆転は許しません。

 すると2回表、先頭打者の田上選手に今大会2本目の本塁打が右翼席に飛び込み、1点を勝ち越します。しかし、その後は二死一・二塁の好機を得点に結びつけることができません。3回表には連打と死球で無死満塁の絶好期を迎えるも、ここで登板した千原台高校の2番手投手の前に内野フライに外野フライと本塁捕殺でこの回も得点することができません。4回表も満塁まではいきますが決定打が出ない厳しい状況が続きます。

 そのようななかで吉野投手が踏ん張ります。九学内野陣も吉野投手の粘りの投球に応え、安打性の当たりをアウトにするなど高い守備力を発揮し、同点打を許しません。一方の打撃陣は5回から8回まで無安打に抑えられ、試合は膠着状態のまま終盤へ。

 9回表、2四球などで二死一・三塁という久々の好機をつくり、ここで迎える打者は4番松下選手。ここで松下選手が4番の意地を見せて中前適時打を放ち、ついに追加点獲得に成功し、点差を2点に広げます。

 しかし千原台打線も引き下がりません。9回裏、死球と右前安打で無死一・二塁とします。一塁席が盛り上がるなか、ここで九学ベンチは準々決勝で快投を披露した光田投手をマウンドへ送ります。降板する吉野投手には応援席から大きな拍手が送られました。

 長打が出れば同点という厳しい状況でリリーフした光田投手。このようなときにこそ光田投手の長所である気持ちの強さが好救援につながります。迎える先頭打者が犠打を試みますが、光田投手が素早いフィールディングと判断で三塁へ送球し二塁走者をアウトにします。ここでバッテリーエラーが出てしまい一死二・三塁へとピンチが拡大しましたが、渾身の直球で後続を連続三振にとり試合終了。スタンドに詰めかけた生徒や保護者からの大歓声が響きました。

 残すところはいよいよ決勝戦のみとなりました。県大会最高峰の試合で対戦する秀岳館高校は投打ともにたいへんレベルが高い第1シード校です。しかし、ここまで接戦や苦しい展開を何度となく乗り越えてきた九学ナインにも実力と成長、誇りと意地があります。熊本大会最後の試合、選手たちは全力で難敵に挑みます。決勝戦は本日26日(火)午前10時30分試合開始予定です。皆さまの熱いご声援をどうぞよろしくお願いいたします。

 

 九州学院 110 000 001=3

 千原台  100 000 000=1

 

 【九学選手成績】

  1番 吉村 (中堅手) 3打数 1安打 0打点 2四死球

  2番 緒方 (三塁手) 2打数 0安打 1打点 1四球

  3番 村上 (捕手)  2打数 1安打 0打点 3四死球

  4番 松下 (右翼手) 5打数 2安打 1打点 0四球

 (4番)浅久野(右翼手) 0打数 0安打 0打点 0四球

  5番 元村 (一塁手) 4打数 0安打 0打点 1死球

  6番 田上 (二塁手) 3打数 1安打 1打点 1死球 1本塁打

  7番 松野礼(左翼手) 2打数 0安打 0打点 0四球

 (7番)藤嶽       1打数 0安打 0打点 0四球

 (7番)松村 (左翼手) 0打数 0安打 0打点 0四球

  8番 米満 (遊撃手) 4打数 1安打 0打点 0四球

  9番 吉野 (投手)  2打数 0安打 0打点 0四球

 (9番)光田 (投手)  0打数 0安打 0打点 0四球

 

     吉野 8回3分の0 失点1 被安打7 奪三振6 与四死球1

     光田 1回     失点0 被安打0 奪三振2 与四死球0

IMG_0278.JPG

《先制につながる三塁打を放った吉村選手》

IMG_0279.JPG《力投した先発の吉野投手》

IMG_0280.JPG《今大会2本目の本塁打を放った田上選手》

IMG_0290.JPG《9回表、待望の追加点に沸く応援団席》

IMG_0291.JPG《ピンチでの登板で大活躍した光田投手》