高校のおしらせ

一覧へ戻る

春季九州大会 創成館に3対0で快勝 大塚三塁を踏ませず

[2012-04-22]

佐賀で開催されている高校野球の春季九州大会(第130回九州大会)に 出場している九州学院は、4月21日()第三試合、長崎代表の創成館と対戦し、3対0で快勝し準々決勝に駒を進めました。

 

 降りしきる雨の中で始まった試合は、2回に九州学院が満塁から溝脇の適時打で2点を先制、4回には同じく溝脇がソロホームランを放ち、その後も再三出塁して常に試合をリードしました。先発した大塚は雨の悪条件にも関わらずにコントロールを乱すこともなく淡々と投げ、3塁ベースを踏ませること無く散発4安打で完投しました。

 

昨年大分で開催された秋季九州大会の準決勝でも創成館と対戦しており、九州学院が9対0の七回コールドで快勝しました。創成館はその試合でコールド負けしたことで、ベスト4に入りながらも今春の甲子園への切符を逃がしており、同校にとってはリベンジとなる因縁の一戦でしたが、九州学院が見事に退けました。

 

4月23日(月)の準々決勝の相手は、九州国際大付か沖縄尚学の勝者となっています。なお、同じ熊本代表の熊本工業も日章学園(宮崎)に3対1で勝ちました。

引き続きご声援を宜しくお願い致します。

 

<観戦メモ>

 この日の佐賀市内の降雨確率は90%で、熊本も雨の予報。それなのに、熊本は予想に反して朝から雨どころか陽が差している状態。これなら試合も予定通りにあると判断、午後から高速バスで佐賀へ。

ところが、広川を過ぎたころからバスの窓を雨がポツポツと打ち始め、基山で乗り換えて佐賀駅に着くとザーザー。 これでは駄目だろうと球場に電話確認すると、試合は既に始まったとのことで、あわてて駆けつける。球場に着くと選手たちは、雨の中でずぶぬれでプレーをしていた。

それにしても森林公園野球場のコンディションの良さにはびっくり、途中でかなり雨脚も強くなったのにもかかわらず、水はけが良く最後まで無事に試合が進められたのである。雨が原因となるような失策がなかったのが幸いだし、勝ったから良いものの、選手たちにはもっと良い条件で気持ちよくプレーをさせたかった。

野球はサッカーやラグビーと違って、基本的には雨の中ではやらないスポーツなので、降雨の高確率の予報が出れば、応援や観戦する者も試合があるかどうかで悩まなければならない。一番頭を痛めるのは主催者であり、今回もかなり気をもんだ末の止む無い判断であっただろうと同情する。

「各県にひとつくらいドームの球場があればなあ」としみじみ思いながら佐賀駅から電車に乗り込んだ。選手諸君が風邪を引きませんように、そして優勝しますように!!(Kote