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おしらせ

熊本バンド133周年記念早天祈祷会に参加しました。

[2009/01/30]

 本日6時30分より、花岡山山頂記念碑前で「熊本バンド133周年記念早天祈祷会」が行われました。本校からは院長、チャプレンを始めとする教職員、および敬愛会と同志社大学に進学決定した生徒(3年)で、例年のように5時半過ぎに学校を出発し、花岡山へと向かいました。

 今年は厳しい寒さも和らぎ、昨夜から降っていた雨もあがって、133年前を偲ばせる清々しい早天祈祷会となりました。山頂の奉教記念碑前広場で、一同賛美歌260番を歌って会が始まりました。

 聖書朗読は、本校敬愛会西洋平くん(1年)が代表して行いました。箇所は、ヨハネによる福音書10章1〜16節でした。良き羊飼いであるイエス・キリストにあって思いをひとつにする人々の群れ。熊本バンド奉教の精神は今も受け継がれ、この世に生きています。

 「奉教趣意書」が朗読される前に、九州学院高校・ルーテル学院高校・熊本フェイス学院高校合同聖歌隊によって「ガリラヤの風かおる丘で」(賛美歌21-57番)が歌われ、明け方の空へと響いていきました。

 奉教趣意書が朗読された後の奨励は、福田稠先生(福田病院理事長、九州学院理事)でした。九州学院中学校の3年生のとき洗礼を受けられ、この祈祷会に参加された思い出などを交えながら、熊本バンドの奉教の精神の現代における意義について語られました。政治的、経済的レベルでは片付かない人間の魂や心の問題に光を与えるのが、キリストの救いと希望です。私たちは、奉教の精神を現代に受け継いでいかねばなりません。

 「主の祈り」によって会が閉じられた後、同志社大学「キリスト教主義学校の連携ネットワーク」推薦で進学することになった生徒達が「奉教之碑」の前で新たな道へ向かう決意をし、山を下りました。

 祈祷会が行われた傍らには、今回の熊本バンド133周年を記念して、奨励をされた福田稠先生が寄贈植樹をされた一本の若い松の木が、天へ向かってすっくと立っていました。ここには、熊本バンドを始め、花陵会YMCAなど多くのキリスト者たちがその前に集った鐘懸松と呼ばれた大樹が、幾星霜を刻んで聳えていたのです。

 

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             焚き火を囲んで賛美し、熊本バンドの精神に思いを馳せる。

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               参加した本校生徒も厳粛な面持ちで祈りました。

 

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                代表して聖書を朗読する敬愛会の西くん。

 

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          九州学院・ルーテル学院・熊本フェイス学院 合同聖歌隊による賛美。

 

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       福田稠先生の奨励が、人々の思いをひとつにしました。キリストの光をこの世に。

 

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               「奉教之碑」の前で、それぞれの思いは同志社へ。