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車いす女子バスケット 日本は準々決勝でオランダに屈す

[2021-09-01]

 現在開催中の2020東京バラリンピックは、連日各競技で熱戦が繰り広げられていますが、8月31日は、安尾笑選手(S64)が出場する車いす女子バスケットの日本チームとオランダとの準決勝戦が行われました。
 結果は残念ながら24-82で日本が敗れましたが、強豪オランダのスピードと高さに圧倒されながらも最後まで良く頑張り、安尾笑選手の守りを中心に奮闘する姿も目立ちました。ほんとうにご苦労様でした。
 日本はメダルは逃しましたが、9月3日 午後3時から行われるカナダとの5、6位決定戦に出場します。NHKBS1で午後2時50分からライブで放送されますので、皆様のご声援をよろしくお願い致します。
<熊本日日新聞 | 2021年09月01日>
「車いすバスケ女子、メダルならず 東京パラ 攻守ともかみ合わず」
 世界トップとの差を見せつけられた。車いすバスケットボール女子の日本は、準々決勝で2018年世界選手権覇者のオランダに24-82で完敗。攻守ともに形をつくれず、平井美喜(立正大職、熊本県西原村)は「自分たちのバスケを出し切れなかった」と天を仰いだ。
 試合開始早々から、高さで勝るオランダを攻めあぐねた。ゴール下に侵入できず、遠めから放ったシュートはことごとくリングに嫌われた。磨き上げてきた堅い守備もほころび、第1クオーターだけで6-28と一気に大差をつけられた。
 その後も苦境を打開できず、前半を12-46で折り返し。第2クオーターから投入され、コートを走り回った安尾笑(ソニーセミコンダクタマニュファクチャリング、益城町出身)は「オフェンスで流れをつかめず、相手の体が大きくてリバウンドも取れなかった」と歯車がかみ合わなかった展開を嘆いた。
 メダルへの挑戦は終わったが、1次リーグで英国から金星を挙げるなど強豪との対戦で自信と経験を得た。安尾は「1対1のスキルやアウトサイドからのシュート技術など課題が見つかった」と話す。
 最後の5、6位決定戦では、運動量で相手を上回る日本のスタイルを取り戻したい。ベテランの平井は「積み上げてきたものを出し切って、勝って熊本に帰りたい」と気持ちを奮い立たせた。(野方信助)
       *写真:第2クオーター、敵陣にボールを運ぶ安尾(中央)=有明アリーナ
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