同窓会からのおしらせ

同じ大学の教授3人、運命の出会い<九学通信より>

[2016/02/11]

 2月中旬に発行予定の「九学通信」のために城西国際大の七井教授に依頼していた原稿が届けられました。勤務する同じ大学のキャンパスでの九学同窓の3人の教授の出会いに運命を感じさせられます。

 

        ふたりの先輩 〜九学同窓の誇りを新たに〜        

                城西国際大学経営情報学部長 七井誠一郎(S37回)

 先輩との出会いは、時に突然である。一人目の先輩は袁福之先生(S29回)であり、二人目は上野輝彌先生(S1回)である。

 袁先生との出会いは、17年ほど前である。ICU大学院を経て城西国際大学に就職時の上司が袁先生だった。就職して1年ほど経った食事会で高校時代の思い出に移ると、袁先生も熊本の高校出身とのこと。筑波大学で博士号を取得し当時も学内の中心的な存在で、現在もメディア学部長として活躍中である。先生の出身高校を当てるのに、恥ずかしながら母校以外の名を口にしてしまった。「九州学院だけど」の発言に、母校を出せなかった後悔の念がある。

 そして、私が2年前にハーバード大学に短期客員研究員として派遣されて帰国後の出来事だ。私は経営情報学部長を拝命し、理事長、学長と共に面会の機会を得たのが国立科学博物館名誉研究員の上野輝彌先生である。古生物研究分野の第一人者であり、今も天皇陛下と研究を一緒にされる高名な先生である。それ故、先生を前にして緊張したものだが、きさくな先生は、こんにちの研究の基礎が熊本の高校時代にあったと話された。ここで私は、またしても同じ過ちを犯し、上野先生は九学一期生の大先輩だったのだ。「あー神様!」この時も反省しきりである。

 勤務先の城西国際大学の8人いる学部長職のうち2人が九学出身であり、さらに高名な先生が就く招聘教授も九学出身である。今も二人の偉大な先輩とともに大学教育に励んでいるが、同窓生が私と同じ過ちをおかさないように大先輩、小手川先生からのご指示で本記事の筆をとらせていただいた次第である。九学万歳!

 

         <写真>左から七井、上野、袁の各教授 (2月8日)

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