同窓会からのおしらせ

拉致被害者松木薫氏(S24回)らの早期救出を!県庁で講演会

[2015/12/29]

 先ごろ、北朝鮮による日本人拉致問題を考える講演会が県庁で行われ、九学OBで拉致被害の松木薫氏(S24回)の姉齊藤文代さんらが、「一日も早い解決のために応援してほしい」と訴えました。

 松木氏が北朝鮮に拉致されて今年で35年になりますが、未だに解決の糸口も掴めず対策は凍結した状況です。12月28日には、長く引きずっていた「従軍慰安婦問題」が日韓の外相会談で最終解決に合意しました。拉致問題も同様に、来たる新年には解決のための大きな動きがあることを願いたいものです。同窓の皆様のご協力を宜しくお願い申し上げます。   

 

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 松木薫氏(S24回)は1972年に九学院を卒業。1980年、京都外国語大学大学院一年時、スペインに留学中にオーストリアで拉致され北朝鮮に連れて行かれたとされています。

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 数年後に拉致問題が浮上し松木氏も被害者のリストにあがりますが、 実名が伏せられ「M」という名前で公安を中心に内偵が進められます。この間、事件のことが噂になり安否を気遣っていた同窓生も多くいました。

 2001年の小泉首相訪朝の際に、初めて拉致被害者として名前が公表され、政府に認定されました。姉の斉藤文代氏、弟の九州学院OBの松木信宏氏(S43回)も、拉致被害者の家族の方々と、事件解決のために熱心に活動を続けていますが、その後も消息が不明です。