今年の藤崎八幡宮例大祭は9月20日に行われ、九州学院同窓会からも「祭り九学会」の有志の皆さんが参加します。今年の九学の順番は参加30番目で、現在「祭り九学会」への参加者を募っています。
さて、祭りの神幸行列の先頭を飾るのが、熊本新町獅子保存会の獅子舞い(市無形民俗文化財)ですが、その一対の獅子の頭を制作したのは、実は九州学院OBで、郷土民芸「おばけの金太」の十代目人形師・厚賀新八郎氏(S14回)なのです。やはり九学OBで父の九代目厚賀新氏(旧15回)によって30年前に作られた獅子頭が、かなり傷んだために新調されることになり、新町獅子保存会に制作を依頼されたものです。
厚賀氏は、先代が作った木型を用いて紙を幾重にも接着して行く工程を繰り返し、まさに心血を注いで一年をかけて獅子頭を完成させました。藤崎八幡宮で入魂式も終えており、今や18日の飾りおろしでの出番を待つばかりです。