同窓会からのおしらせ

歴史資料・情報センター新パネル紹介(その2)「福島次郎氏」

[2014/08/20]

歴史資料・情報センターの新パネル「九学の歴史に輝く人々」の紹介(その2)です。キャンパスにある同センターに是非お越し下さい。

 

○福島次郎 (ふくしま じろう・1930〜2006)

 旧32回(1947年卒) 小説家

熊本市に生まれる。1946年九州中学(一時改称)卒業後、貯金局に勤務。1947年、東洋大学専門部国漢科に入学。1950東洋大学国文学科に入学。書生として三島由紀夫と関係を持ち、その後も親交を保つ。1953年から県立八代工業高等学校に国語教師として勤務する傍ら、同人誌に小説を書き続けた。1961年、『現車(うつつぐるま)』で第3回熊日文学賞を受賞。1975年、『阿武隈の霜』で第8回九州文学賞を受賞。1987年、教職から退いた後は文筆活動に専念。                                     1996年、高校教師と生徒との関係を描いた『バスタオル』、1999年の『蝶のかたみ』が共に芥川賞候補となった。晩年は健康を害して入退院を繰り返したが、その間も2005年に、『花ものがたり』、『淫月』などを発表。                                また、県民文芸賞の選考委員も務める傍ら、自伝的小説『いつまで草』、随筆『花のかおり』を熊本日日新聞紙上に連載していた。

 

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