同窓会からのおしらせ

短波放送「ふるさとの風」で松木薫氏に呼び掛け

[2014/03/05]

日本政府は、短波放送で、日本語(「ふるさとの風」)と韓国語(「日本の風」)による番組を北朝鮮にいる拉致被害者に向けて毎日送っています。 

番組では、拉致問題についての日本政府の取組や、日本や北朝鮮を巡る状況、拉致被者の家族・友人からのメッセージに加え、懐かしい日本の歌を届けしています。

2月28日、内閣官房拉致問題対策本部、FM東京から2名が九州学院を訪れ、たまたま帰熊していた神奈川在住の松木薫氏(S24回)の弟の信宏氏(S43回)と、現在学院職員で薫氏と同級生だったK氏の二人のメッセージの録音収録を行いました。

拉致問題に関するテレビの特別番組を制作している熊本のNHKからも取材班が来校し、収録の模様などを撮影しました。この日は、売店に設置してある松木氏救出支援の募金箱が、山崎九州学院副会長から弟の松木信宏氏に渡されることになっており、院長室でのそのシーンも撮影されました。

この時の模様などは、3月25日(木)21時からのNHK総合テレビ「ニュースウオッチ」の中で、放送されることになっていますので是非ご覧下さい。

 

松木氏は1972年に九州学院を卒業。1980年、京都外大大学院生時のスペイン留学中に失踪。後に北朝鮮に拉致されていることが判明。2002年に当時の小泉首相の訪朝の時に政府が拉致被害17名の中の一人に認定されました。それまではMさんという匿名で家族を中心に問題解決に向けての活動が行われていました。

 松木薫氏の母、92歳のスナヨさんは長年病床にあり薫氏の帰りを待ち続けていましたが、再会を果たせぬままに1月11日に天に召されました。松木スナヨさんのご冥福を心からお祈りすると共に、ご家族の皆様にお悔やみを申し上げます。