6月13日、九州学院OBで北朝鮮による拉致被害者の松木薫氏(S24回)が満60歳の還暦の誕生日を迎えました。この日に合わせ、支援団体「救う会熊本」(加納良寛会長が、熊本市中央区の下通商店街で救出を訴える署名活動をしました。
松木氏は京都外大大学院1年生時にスペイン留学中の1980年、小旅行中のオーストリアで石岡亨さんらと消息を絶ち、その後、北朝鮮にいることが判明しました。2002年に警察庁が拉致被害者と認定し、北朝鮮から遺骨が日本政府へ引き渡されましたが、鑑定の結果、別人のものと断定されています。
この日の署名には、救う会20人のほか、松木氏の姉、斉藤文代さんや同じく拉致被害者の増元るみ子さんの姉、平野文子さんも参加しました。
松木さんの姉斎藤文代さんは「92歳の母は何もわからなくなったが、薫のことだけは返事をするんです。薫が日本に帰ってくるまでどうか応援してください」と、支援を呼びかけました。
<左は九州学院高校の卒業アルバムの松木氏、右は石岡亨氏>