同窓会からのおしらせ

OB坂本恵吾氏(S26回) 福島原発の真近で動物たちのお世話

[2013/04/03]

   九州学院OB坂本恵悟氏(S26回)は、福島原発から20キロしか離れていない乙次郎地区に住み、震災以来2年以上も犬、猫、山羊、鶏など様々なたくさんの動物たちのお世話をしています。

  坂本氏はYMCAで神戸のいのちの電話の設立や精神障害の社会復帰施設などで心の病や身体の障害と闘う方々のために働き、その中で動物によるセラピーを通してハンディーのある方々を支える活動を行ってきました。そして、その動物たちの終の棲家として10数年ほど前に現在の地に移り住むようになって、あの大地震が起こったのです。

 「動物たちを残して自分だけこの地から逃げることは私の心が許さない。そして神が許さない。熊本の方々に原発の恐ろしさを自分のこととして知ってほしい。2年を過ぎても20キロ圏内はゴーストタウン。原発は自然界で処理出来ないものを限りなく生み出し、それが地球全体の死につながっている。」(坂本氏談)                                                    ミッションスクール九州学院の愛のスピリットを胸に奮闘する坂本氏は、地元のNHKやいくつかのテレビ局をはじめいろいろなメディアで紹介され、全国から支援の手が差し伸べられようとしています。

 「NPO法人れんげ国際ボランティア」の久家誠司事務局長(玉名在住)が、先日九州学院を訪れ、DVDや写真で坂本氏を紹介し支援を求めました。今後、何らかの形で坂本氏の支援活動を行うことになるかと思われますので、その際には皆さまのご協力をお願い致します。

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